収納の便利アイテムとして活用されている突っ張り棒。デッドスペースを活用するのに大活躍です。
SNS上でも、「突っ張り棒収納」「突っ張り棒活用術」といったタグまであり、多種多様な用途で使われていますね。
我が家もカラーボックスの中や、洗面台の下、キッチン下の収納に活用しています。
しかし、ちょっとした衝撃で簡単に落ちるのはデメリット。
重さは変わっていないはずなのに、別の部屋にいるのに突然ドンッと上に載せていたものが全部落ちるなんてこともあります。
簡単にできる対策と、突っ張り棒が落ちるときの対策に使える便利グッズがあるんです。
意外と簡単なので、突っ張り棒が落ちることにお悩みのあなた、対策として活用してみてください♪
突っ張り棒が落ちるときの対策はタイプ別に違う

突っ張り棒をおうちで使用していて落ちてしまうのは、つけ方に問題があるかもしれません。
設置するときに、ちょっとした決まりを守ることで、突っ張り棒が落ちるのを対策できます。
突っ張り棒は、バネ式とジャッキ式の2種類に分かれています。100均などで簡単に手に入る突っ張り棒はおおむねバネ式となっています。
この2種類の違いと、落ちることへの対策をふまえた設置方法をご紹介いたします!
バネ式の場合
おそらく多くの方が間違った設置方法をしていると思います。私もで、今回調べて目からウロコだった方法です。
バネ式の設置方法
- パイプをねじりながら、設置したい場所よりも数cm長めにのばす
- 伸ばした方(細い方)を壁に押し当てて、バネを縮めて水平に設置する
こうすることによって、バネの戻ろうとする力を最大限発揮できるんだそうです。
意外と簡単ですよね。私は、短めにした突っ張り棒を設置場所に入れてから伸ばしていました。
実はこの方法だと、バネの破損や圧着力不足が起こるため、外れやすくなってしまいます。
ジャッキ式の場合
バネ式よりも重量のあるものをつるすことができるのが、ジャッキ式です。100均などでは手に入りにくく、ホームセンターなどで購入する必要があります。
ジャッキ式の設置方法
- グリップがスタート線まで戻っていることを確認する
- 長さ固定ねじを緩めて、細い方を設置面まで伸ばす
- 長さ固定ねじを締める
- グリップを回してしっかり固定する
突っ張り棒自体の上下の向きなどが指定されている製品もあるので、取り扱い説明書を見ながら設置するのがおすすめです!
しっかり設置して突っ張り棒が落ちることへの対策を行いましょう♪
突っ張り棒が落ちるのを防止するグッズ4選

しっかり設置したつもりでも、突っ張り棒が落ちる可能性はあります。
突っ張り棒が落ちるという悩みは多いようで、防止するためのグッズを4つご紹介します♪
耐震マット
壁の素材によっては、摩擦による接着がしにくい場合があります。接着面の素材が異なる場合におすすめな方法です。
地震などで家具が倒れることがないよう、家具の脚の下に置く耐震マットという商品があります。
壁と突っ張り棒の間に挟むと、摩擦力があがり密着度が増すため、固定が強化されるんです!
間に挟むことになるので、留め具や接着剤などは必要ありません。また、壁の保護にもなるので一石二鳥ですよ♪
ファンデーションのパフ
使い方は、耐震マットと同様。接着面の摩擦力が強化されて、突っ張り棒が落ちるのを防止できます。
耐震マットは購入する必要がありますが、ファンデーションのパフであれば、使用したあとのものや余ったものを使えばいいので、お試ししやすいグッズですよ。
もちろん留め具も必要なく、壁への負担も軽減することができます。
唯一の欠点は、目立ってしまうので見た目の面で気になるかもしれませんね。
吸盤
我が家もシェルフに突っ張り棒で目隠しカーテンをしていますが、犬や猫がカーテンに触れるだけでも外れるので、かなりのストレスです。
凹凸のない、フラットな壁には突っ張り棒は滑りやすいですよね。そのため、吸盤のような密着して陰圧になるグッズだと安定して接着されます。
突っ張り棒の両端に、吸盤をくっつけて設置する方法ですが、少しでも凹凸があると向きません。
例えばカラーボックスの中は、壁が平らなので、目隠しカーテン用に突っ張り棒を使っている場合は簡単には外れない安心感がありますね。
専用グッズ
「突っ張り棒 落ちる 対策」で検索をかけると、ぴったりのグッズがありました!
ウエルスジャパンから出ている「突っ張り棒が落ちない君」というもので、簡単にいうと突っ張り棒のためのストッパーです。
こちらはホチキスで壁に固定するものになります。小さな穴なのでほとんど傷は目立ちませんが、壁に穴をあける必要があります。
針の数で固定の強さを調整できるのですが、25針刺すとなんと150kgの重さでも落ちないという優れもの!
まずは、突っ張り棒をしっかり固定してから、このような専用グッズで突っ張り棒が落ちるのを防止するのもおすすめです。
突っ張り棒が落ちることなく活用術で楽しもう!

ここまでご紹介した固定方法を駆使すれば、突っ張り棒が落ちる心配はないといっても過言ではありません。
そこで、突っ張り棒が活躍するおすすめの活用術を紹介いたします!おうちで突っ張り棒をどんどん活用しちゃいましょう♪
トイレの収納を増やそう
トイレは収納が少ない場所です。にもかかわらず、トイレットペーパーや掃除用具、女性は生理用品など必要なものが特に多いですよね。
突っ張り棒を2本使い、その上にボックスを置くだけでもいいですが、ワイヤーラックなどを使用して平面の収納場所を増やすこともできます。
また、スプレーなどのひっかける場所がある物品は、置かなくてもぶら下げることができるので、床にものを置く必要がありません。
設置さえしっかり行えば、高いところに物を置いていても落ちる心配のない活用術です。
ラックと突っ張り棒だけなのでホコリも溜まりにくいところもメリットです♪
クローゼットの収納を増やそう
クローゼットはハンガーバーがある部分はその下がデッドスペースになりやすいと言われています。
長さのないトップスやコートがかかっている部分は、その下にも何か置きたい気持ちになりませんか?
ハンガーバーにS字フックを2個かけてそこから紐やチェーンを引っかけます。
紐、チェーンの先にもう1組S字フックを引っかけてそこに突っ張り棒を渡せば完成です。簡易ハンガーバーがもうひとつできちゃいます♪
高さがある収納棚は段を増やそう
隙間収納や、洗面所の開き戸などは縦長のものしか置けない!と悩んでしまいませんか?
ここにも突っ張り棒の活用術が役立ちます。収納に使いたいボックスの高さに合わせて2本ずつ突っ張り棒を並行に設置しましょう。
ボックスを置いているだけなので引き出すこともできるので、低い位置の棚でも立ったまま使用できます!
ボックス置きになるので、簡単に棚が増えます。トイレ収納でもご紹介したように、ラックを置いてシンプルな棚とするのもおすすめです。
浮かせる収納を作ろう
棚やシェルフ、狭い空間には何をいれていいのか迷いませんか?そこに突っ張り棒を設置しましょう。
100均に売っているワイヤーラックを引っかけたり、コの字ラックを引っかけたりすると、見栄えも完璧な収納の完成です♪
キッチン回りだと、1本の突っ張り棒にごみ袋のような一枚ずつ取り出したいものを引っかけるだけ!場所も取らないので、使い勝手のいい活用術です。
重いものを中に詰め込んでしまうと、落ちる原因になりますのでご注意ください。
隠したい棚にはミニカーテンをつけよう
シェルフや棚、蓋ができない場合もあるかと思います。我が家のシェルフは、飾り棚として使っている部分がほとんどですが、下の棚は掃除グッズの収納に使用しています。
来客があるときは、特に見られたくない場所ですよね。そこで我が家では、100均のカーテン用リングクリップを活用しています。
突っ張り棒にリングクリップを通してから棚の内部に設置し、好きなハンカチをクリップで挟むだけ!
簡易的なカーテンができるので、普段は開けていても必要な時にとっさに閉じることもできます!
まとめ

・突っ張り棒が落ちるのは、簡単な対策で予防できる
・突っ張り棒が落ちないためのグッズもたくさんある
・突っ張り棒が落ちる対策ができれば、いろいろな場所に活用できる
簡単に手に入り、いろいろな用途に活用できる突っ張り棒。落ちる心配はもういりません。
しっかりと対策をして、おうちの様々な場所で使ってみてください♪
コメント