あなたは、地震で家具が落ちるのを防ぐために突っ張り棒を使用していますか?
実は、私も対策をしていません。普通に使っているだけで突っ張り棒が落ちるので、突っ張り棒を信頼していないからです。笑

でも、小さい子供もいるし、地震の時に家具や家電が落ちるリスクは少しでも減らしたい。
そうですよね。突っ張り棒が落ちる原因について調べてみたところ、誤った取り付け方をしている人が多いということがわかりました。
つまり、正しい取り付け方をすれば、突っ張り棒もちゃんと効果を発揮できるんです!
家具に転倒防止の突っ張り棒をつける場合の、効果的な取り付け方についても解説していきます♪
あなたもこの記事を見たついでに一緒に地震対策をしてみませんか?ぜひ、参考にしてみてくださいね!
突っ張り棒が地震で落ちるのを防ぎたい

地震で突っ張り棒が落ちるのを防ぐためには、突っ張り棒を正しい方法で取り付ける必要があります。
地震でなくても、普通に使用していても突っ張り棒が落ちることがあるという人もいますよね。
実は私もその1人で、私が突っ張り棒を使うと落ちることが多々あります。
そのため突っ張り棒を使用しないか、どうしても使わないといけない所には100均ではなく、少し高い物を購入するようにしています。
今回、突っ張り棒が落ちる原因を調べてみると、どうやら取り付け方に問題があったようです。
突っ張り棒の種類や、その正しい取り付け方について説明していきますね。
突っ張り棒の種類について
突っ張り棒には、「バネ式」と「ジャッキ式」の2種類があります。下の画像をご参照ください。

それぞれ取り付け方が違うことはわかりますよね。
では、正しい取り付け方はご存知でしょうか?
私は今初めて、バネ式の突っ張り棒を間違った方法で設置していたことがわかりました。笑
それぞれの特徴や正しい取り付け方を説明するので、あなたも間違った方法で使用していないか確認してみてくださいね。
バネ式の突っ張り棒について
バネ式の突っ張り棒は、パイプ内のバネを圧縮して、壁面に対する反発力で固定する仕組みになっています。
バネ式の突っ張り棒の固定は、バネの力だけが頼りなので、そもそも重たいものをかけるのには向きません。
カーテンをかけたり、ブックスタンドのように仕切りとして使用したりするのに適しています。
それでは、バネ式の突っ張り棒の正しい取り付け方を見ていきましょう。
3の部分がわかりにくいかと思うので、下記の図2を参考にしてみてください。

私は、2と3の部分が間違っていて、壁の幅に合わせてパイプを回して取り付けていました。
私のような取り付け方をしていると、バネの破損や押し付ける力が弱くなってしまうので、正しい手順で取り付けるようにしましょう。
ジャッキ式の突っ張り棒について
ジャッキ式の突っ張り棒は、パイプを伸ばして長さ固定ネジで固定し、端にあるグリップを回すことで壁に圧力をかけて固定する仕組みになっています。
バネ式よりも突っ張る力が強いので、重たい物をかけるのに適しています。
この特徴から、地震による家具の転倒防止にはこのタイプの突っ張り棒がよく使われているようです。
この耐震ポールについては次の目次で解説していきますね♪
ジャッキ式の突っ張り棒は、知らない人でも自ずと正しい方法で取り付けられていると思いますが、一応説明しますね。
「長さ固定ネジ」や「スタート線」、「グリップ」などの部位については、わかりにくいので下記の図3をご参照ください。

両端のキャップの向きもポイントで、長い方が下向きになるように設置しましょう。
ジャッキ式の突っ張り棒をつける時によく間違える点が、2の長さ固定ネジをパイプに貫通させる点です。
これは突っ張っているうちに、内側に戻る力が働くため、長さ固定ネジを貫通させて固定することで、内側に戻るのを防いでいるそうです。

それは知らなかった!貫通させてなかったからジャッキ式の突っ張り棒でも落ちることがあったのかな?
私もジャッキ式の突っ張り棒を使用することが多いのですが、長さ固定ネジを貫通させることは知りませんでした。驚きです。
正しい取り付け方をすれば、それぞれの突っ張り棒の特徴を活かすことができ、落ちにくくなります!!ぜひ、試してみてください♪
突っ張り棒を地震用で効果的に取り付ける方法

地震対策として、家具の転倒防止で使用する突っ張り棒を「耐震ポール」と言います。
対策するのであれば、より効果的な方法で対策したいですよね?
そのためには、正しい取り付け方をすることや設置前の確認、補助具の使用などいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
そのポイントについて、詳しく説明していきますね。
耐震ポールの正しい取り付け方
耐震ポールの取り付け方は、商品によって詳しい手順は異なると思いますが、上記で紹介した、ジャッキ式の突っ張り棒の取り付け方とほぼ同じです。
部位の名前もほぼ一緒なので、上記の図3を参考にしながら、下記の手順を確認してみてください。
- 軸に上下のキャップを取り付ける
- グリップの上をスタート線に合わせる
- 天井の高さに合わせてパイプを伸ばす
- 長さ固定ネジをパイプに貫通するまでしっかりと締める
- グリップを突っ張る方向に回して、天井の状態を見ながら突っ張る
手順2のスタート線を確認せず、ズレた状態で使用すると、突っ張り棒の突っ張る力が正しく働かないので注意しましょう。

家電製品に耐震ポールを使っても大丈夫なの?
電子レンジや冷蔵庫など、上部が熱くなる電化製品へは使用しないようにしましょう。
電化製品の故障につながったり、熱によって耐震ポールが劣化しやすくなってしまったりして、十分な効果が得られないのでやめておきましょう。
設置前に確認するポイント
設置前に確認すべきポイントは以下の3つです。
- 下地材を確認して設置する
- 家具のどこに取り付けるか
- 使用場所に合った耐震ポールをチョイスできているか
〈下地材を確認して取り付ける〉
耐震ポールは十分な強度のある天井に設置してください。
理想は強度の高いコンクリートの壁ですが、日本の住宅で一般的なのが、強度の低い石膏ボードや化粧合板です。
そのため、その後ろの支えとなる下地がある場所に、取り付けるようにしましょう。

下地ってどうやって探したらいいんだろう?
下地探し針やセンサーなどで探す方法もありますが、これ以降活躍の場がない可能性もあるので、壁を叩いて探す方法を紹介します。
壁をノックしていくと、「コンコン」と軽い音がします。
間柱(下地)がある部分をノックすると「ゴンゴン」と詰まった固い音がするので、ここを探しましょう。
わかりにくい場合は、下記の図4を参照してください。

下地がわからない場合、天井と耐震ポールの間に1枚の板を当てて、その板と家具を固定する方法でも強度が上がります。
〈家具のどこに取り付けるか〉
耐震ポールは家具の両端、壁に近い奥側に取り付けるのが基本です。
家具は構造上、端の部分に最も強度があるので、両端に耐震ポールを取り付けます。
地震が起きた時に、揺れによって家具の重心が前に傾くことで転倒してしまいます。
そのため、耐震ポールを家具の手前側に取り付けてしまうと、家具が倒れてくる力を受け止めることができないのです。
家具の奥側に取り付けることで、家具の重心移動を抑えて、家具が前に倒れてくることを防止することができます。
また、家具は背面の壁とぴったりくっついていることが理想です。
家具と壁が離れていると効果が落ちてしまうので注意しましょう。
〈使用場所に合った耐震ポールをチョイスできているか〉
耐震ポールは使用場所に合った長さの物を選びましょう。
長く伸ばし過ぎてしまうと、強度が落ちてしまうため、最小取り付けサイズを基準に選ぶことがポイントです。
また、耐震ポールの効果を上げるためには、耐震性能や耐圧性能の高い物を選びましょう。
耐震性能とは、具体的に耐えうる震度の目安のことで、これが明記されている物を選ぶのが理想です。
震度6〜7に耐えられる商品や実際の大地震に耐えたと謳っている商品、自社での耐震試験をクリアしている商品などがおすすめです。
耐圧性能は、大型家具に使用する場合、耐圧200kg以上の耐震ポールを選びましょう。
耐圧力が高いほど、縦揺れに対する効果がアップします!
余談ですが、家具や壁を傷つけたくない場合は、圧着面に工夫がなされている耐震ポールもあります。
圧着面にゴムやウレタン、発泡ポリエチレンなどのクッション材を使用している物であれば、家具や壁を傷つけずに済むのでおすすめです♪
この設置前の確認と正しい取り付け方で設置してこそ、より耐震ポールの効果が発揮されます。
まずは、この2つの注意点をしっかり確認して、2点ともクリアできるように設置してみましょう!
耐震ポールの効果を高める方法は?
上の2点を考慮して設置した上で、以下の商品を併用して使うとより効果をアップできます。それぞれ紹介しますね♪
- 耐震ストッパー
- 耐震マットや滑り止めマット
〈耐震ストッパー〉
耐震ストッパーとは、家具の底に着用して、家具が滑るのを防ぐ商品です。
ホームセンターなどで購入することができ、価格も安く、初心者でも設置しやすいのが魅力です。
また、大きさも小さく目立たないため、おしゃれな家具の外観を崩さないこともメリットです。
この耐震ストッパーだけでは、耐震効果が低いため、単体での使用はお勧めできません。
耐震ポールと併用することで、お互いの効果を高められることを忘れないようにしましょう。
〈耐震マットや滑り止めマット〉
耐震マットとは粘着性のあるジェル状のマットです。
家具の下に貼りつけるだけで、揺れや衝撃を吸収できます。
耐震マットも100均で購入できるほど、安価な物もありますが、そういう商品は耐震能力が未知数な物が多く信用できません。
「対応震度表記」のあるものを選ぶことが大切です。
突っ張り棒でも地震におしゃれに備えたい


耐震ポールを立ててしまうと、外観が少し変わってしまうよね。地震対策をしてもおしゃれにならないかなぁ…。
地震対策で使う突っ張り棒は、白のイメージが大きいですよね。
実は、突っ張り棒にもつや消しブラックでマットな質感に仕上げている商品や、木目調の商品などがあります。
突っ張り棒を目立たせたくない、おしゃれな雰囲気を壊したくないという人は、インテリア性の高い突っ張り棒を選んでみてください。
固定する家具や背面の壁の、色合いや材質に近い突っ張り棒を選ぶと、お部屋の雰囲気に馴染みやすいですよ♪
お部屋の雰囲気に合った突っ張り棒が、見つからない場合には、突っ張り棒の部分をおしゃれに隠すという方法もあります。
今回はその方法について紹介していきます。
- 発泡スチロールの板で覆う
- 布でカーテンのように演出する
- お好みのインテリアを置いて装飾する
おしゃれに隠すアイデアを調べてみたところ、上記の3つの方法がありました。
どの方法も安価で簡単にできるので、この記事を読んだら、ぜひやってみてください。
〈発泡スチロールの板で覆う〉
発泡スチロールの板で、突っ張り棒をカポッと覆ってしまう方法です。
発泡スチロールの板にリメイクシートなどを貼り付けることで、お部屋に馴染みやすくなります。
あなたの気に入った柄が見つからなければ、リメイクシートでなくても、普通の紙に好きな柄を印刷して貼り付けることだってできますよ♪
〈布でカーテンのように演出する〉
次の方法は、布を使ってカーテンのように突っ張り棒を隠す方法です。
布は、もちろんあなたの好みの柄や色合いに合わせて選ぶことができます。
上記で紹介した方法や次に紹介するインテリアを置く方法と、組み合わせてアレンジすれば、よりおしゃれに演出できますよ♪
〈お好みのインテリアを置いて装飾する〉
最後は、自分の好きなインテリアを置く方法です。
たとえば、100均にも売っている人工観葉植物のつたを突っ張り棒に巻きつけてみると、一気にボタニカルな雰囲気になります。
カーテンとぬいぐるみなどを組み合わせれば、あなた好みの空間を作ることもできます♪
突っ張り棒を、発泡スチロールの板で囲み、その間にボックスなどを並べて、ちょっとした収納スペースとして活用するのもおすすめです!
3つのアイデアを紹介しましたが、転倒防止の突っ張り棒を隠す際には以下の点に注意するようにしましょう。
地震の対策をおしゃれにしたいからといって、そのインテリアが落下してきて怪我をしてしまっては、本末転倒ですよね。
設置するもの物は、軽くて落ちてきても怪我をしないような物を選ぶようにしましょう。
まとめ

- 地震対策の突っ張り棒が落ちる原因は、誤った取り付け方をしているから
- 突っ張り棒を正しい方法で取り付けることで落ちるリスクが少なくなり、地震対策としても効果を発揮できる
- ジャッキ式の突っ張り棒は、突っ張る力が強いため、耐震ポールにもその機能が使用されている
- 耐震ポールは、正しい取り付け方をすることや設置前の確認をしっかり行うことで、効果的に使用することができる
- 補助アイテムを使用することで、耐震ポールの効果を高めることができる
- 地震対策の突っ張り棒にはインテリア性の高い物もあり、地震にもおしゃれに備えることができる
- 好みの突っ張り棒がない場合は、おしゃれに突っ張り棒を隠す方法もある
突っ張り棒が落ちる原因がわかったので、今度こそ、私も地震対策をしようと思います!
あなたもぜひ、この記事を読んだついでに、地震対策をしてみてくださいね。
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