夏になるとプール遊び、したくなりますよね!
でも子どもが小さいときに外のプールに連れていくのは大変です。そんなときはマンションのベランダでのプール遊びが便利です。
マンションのベランダで遊ばせることができたら、親としては助かりますよね。私も子どもが小さいときは、ベランダでのプールに助けてもらっていました♪
でも、マンションではベランダプールの排水がトラブルになるって知っていましたか?
プールの水は、マンションのベランダにそのままザバっと排水したらダメなんです!!
ずっと暮らしていくのにご近所の方々に迷惑はかけたくないですよね。
あなたがそんなことにならないよう、ベランダでのプールの排水方法やプールにまつわる注意点などお伝えします。
マンションのベランダでのプールは排水に注意!!

マンションのベランダでプール遊びをすると、遊んでいるときは楽しいけれど片付けに悩みますよね。
特にプールの排水は大変な作業です。でも大変だからって、そのまま一気に排水してはいけません!!
その理由や排水方法について、詳しく説明していきますね。
プールの水の排水方法
マンションのベランダでプール遊びをしたあとの排水は、家の中のキッチンや洗面所、お風呂場などに行います。
ベランダに排水溝があるからといって、一気に流したら絶対ダメです!その理由は後ほど説明していきますが、まずは方法をお伝えしますね。
家の中に排水する方法は以下の2つになります。
- バケツで少しずつ運ぶ
- 排水用のホースを使う
<バケツで排水>
バケツで少しずつ運んでお風呂場などに流すのは、かなり大変な作業です。
また、水を運ぶときに床が濡れてしまったり腰を痛めてしまったりする危険性が高いので注意してくださいね。
<排水用ホース>
やはり、簡単にストレスなく排水できるのは排水用のホースを使用することです。
排水用にはバスポンプを使うと便利ですよ。
どんなものがあるか、2点紹介しますね。どちらもお風呂の水を洗濯に利用するためのもので、ホースが付属しています。
- 工進(KOSHIN)「家庭用バスポンプ AC-100V KP-104JH」 ¥1,955 税込
- センタック 「Msポンプセット ホワイト・ブルー YS-30」 ¥1,969 税込
<工進(KOSHIN) 家庭用バスポンプ AC-100V KP-104JH>
小型で扱いやすく、ホースが4mでベランダプールの排水には助かる長さかもしれません。
長さが足りないと買い足さなければならないので、大変ですよね。
<センタック Msポンプセット ホワイト・ブルー YS-30>
3.4mのホースが付属しています。アームでホースが固定できるので、排水する場所の選択肢が増えるでしょう。
固定できれば、「排水時にホースが水の勢いで外れるかも」なんて心配する必要もありません。
排水ホースを使用すれば、大変な片付け作業も少し楽になりますよ♪
でも排水溝があるのに、わざわざホースを買って家の中に排水しなければならないのは納得できませんよね。その理由を説明します。
排水をしてはいけない理由
マンションのベランダの排水溝にプールの水を排水してはいけない理由は、ベランダの排水溝は大量の水が流れることで水漏れを起こす恐れがあるからです。
雨が降ってベランダに雨水がたまると、排水溝に流れ込み、排水管を伝い外に流れていきます。
少しずつ時間をかけて流れていくので、水漏れは起こしません。
しかし、プールの水を一気にたくさん流してしまうと、水の圧力で排水管から水が漏れだしてしまうのです。
その漏れた水は下の部屋に流れます。そんなことが起きたら大きなトラブルになりますよね。
ですから、ベランダの排水溝にプールの水を排水してはいけません!
必要なのはベランダの排水溝の掃除!
例えばプールの水を排水しなくても、遊んでいるときに水が流れてしまうことはありますよね。そんなとき、排水溝の流れが悪ければ、同じように水漏れを起こします。
そうならないためには、排水溝の掃除をしておくことが大切です。
ベランダは日々雨風にさらされているので汚れやすい場所です。
しかし排水溝はあまり掃除する機会がないので、気がついたら詰まっていたなんてことになりかねません。
正直私も排水溝の掃除はほとんどしたことがありません。けれど、排水溝が詰まると下の部屋に水漏れが起こってしまいます。
築年数が古ければベランダに亀裂ができ、そこから水が染み出してしまいます。そのため、排水溝は定期的に掃除しておかなければいけないんですね。
でも洗濯物を干していたり忙しかったり、なかなか掃除が難しい場所なので、詰まり対策をお伝えしておきましょう。
- 排水溝のカバーを変える
- 排水溝にフィルターをつける
- 排水溝をカバーでおおう
プールの排水だけでなく、雨の日の対策としても有効なので覚えておくといいかもしれませんよ。
マンションのベランダでのプールは非常識?

マンションのベランダでのプール遊びは、排水などのトラブルを考えると「非常識なのでは?」と不安になりますよね。
いったい何が問題で「非常識」という言葉につながるのでしょうか。
まず一番重要なのは、マンションのベランダでプール遊びが許可されているかどうか確認することです。
ベランダは「共用部分」になるので、マンションの規約によってはベランダでのプールは許可されていない場合があります。
実は許可されていないのに遊んでいたら、「非常識」と言われてしまっても仕方ないですよね。
また先に述べた「排水問題」、それ以外にも「騒音問題」「水はね問題」が「非常識」という言葉につながってしまうので、詳しくみていきましょう。
プール遊びの騒音問題
プール遊びは楽しいものです。楽しくて盛り上がってくれば、子どもも高い声ではしゃぐでしょう。
しかし人によっては、その声を「うるさい」と感じる人もいます。
例えば具合が悪くて休んでいる人がいたり、在宅ワークで大事な会議をしている人もいたりするかもしれません。
親にとって楽しそうな子どもの笑い声は嬉しいものですが、人によって感じ方は様々なので、迷惑となりうることを認識しておく必要があるでしょう。
ですから、子どもには必ず大声を出さないことを伝えておきます。もちろん難しいかもしれません。
ベランダでのプールの時間を短くしたり、はしゃいでうるさくなるようなら諦めてお風呂場で遊んだりと対応してください。
意外と、子どもは水場ならどこでも楽しんでくれるものですよ。実際息子はお風呂場でも水着を着て楽しそうに遊んでいました♪
水はね問題
プールで遊んでいたら、どうしたってまわりに水がはねますよね。そのはねた水は隣や階下に飛んでしまう可能性があります。
例えば、隣や階下の人が洗濯物を干していたら、はねた水で洗濯物が濡れてしまうかもしれません。
自分だったらそれはとても困りますよね。でも水がはねないように遊ぶのは難しいので、水が隣や階下に飛ばないよう対策をしましょう。
対策としておススメなものを紹介していきます。
<ベランダカーテン>
ベランダカーテンは、物干し竿に通したり紐で結んだりするだけなので、取り付けや片付けが簡単です。
価格も手頃で、素材を選べば風通しも良いので、水はね対策としては取り入れやすいかもしれません。
また、マンションの規約に問題なければ目隠しとしても使用できます。
<すだれ>
昔ながらのすだれは、立てかけておくだけなので水はね対策としてとても簡単に取り入れられます。
プールの準備や片付けだけでも大変なので、対策は簡単なものだと助かりますよね。
ただ軽いので風に飛ばされないよう固定しておきましょう。
<シェード>
柵に紐で括り付けるだけなので、手軽に使用できます。価格も手頃なので、取り入れやすいのではないでしょうか。
柵に取り付けるものなので、柵を超えて水がはねないよう注意する必要があります。
子どもに水鉄砲は使用しないよう伝えておくことが大切です。
プール遊びをする際は、他の人に迷惑をかけないために対策することが必要です。そうすれば「非常識」なんて言葉は出てこないのではないでしょうか。
せっかくなら、子どもの笑顔とともに楽しい気持ちで過ごしたいですよね。
ベランダでプール遊びできる住環境
子どもの声をうるさいと感じるかどうかは、住んでいる人の層やあなたとの関係性によっても変わってきます。
あなたのまわりにはどんな人が住んでいますか?以下のようなタイプの人が多ければ、ベランダでのプール遊びもしやすいかもしれません。
- 子育て世代を持つ家庭が多い
- ベランダでのプール遊びをしている家庭をいくつも見かける
また、普段からの近所の人との関係性も重要です。
例えば、隣近所の人とよく話をしたり交流する機会が多かったりするならば、一言挨拶しておけばお互い気持ちよく過ごせますよね。

ベランダでのプール遊び、うるさくて迷惑をかけたらすみません。気をつけますので、よろしくお願いします。
このように、関係を築いておくことも生活していく上で大切かもしれませんね。
マンションのベランダでのプールは水の重さは大丈夫?

マンションのベランダでプール遊びをするときの注意点をお伝えしてきました。
ただ、他にも水の重さがベランダにかける負担や水道代、プールの事故は知識として持っておく必要があります。
水にまつわることについて詳しくお伝えしていきますね。
プールの水の重さ
マンションのベランダでプールを準備するとき、かなりの水を入れますよね。その重さ、どれくらいなのかわかりますか?
そういえば、私は重さなんて全く気にせず水を入れていました。でも考えてみたら、その重さはベランダに負荷をかけているんですよね。
ベランダの耐荷重は、建築基準法によると1平方メートル当たり180Kgですが、マンションの築年数や地震による影響で耐荷重は小さくなる可能性があります。
1平方メートル当たり180Kgとは、1メートル四方に大人が3人立てると考えてください。
プールの大きさと水の量による重さは以下のようになります。
プールの大きさ | 水の量 | 重さ |
200cm×150cm | 300L | 300Kg(水1L=1Kg) |
そこに、プール自体の重さや子どもと子どもを見守るあなたの体重が加わると、それなりの重さになりますよね。
それが頻回だと、ベランダへの負荷は大きくなるのです。
洗濯物を干したり布団を干したりとよく使う場所なので、安全を守って過ごしたいですよね。
ベランダの広さにもよりますが、荷重を考えて水の量や遊ぶ頻度を決めてくださいね。
プールにかかる水道代
プール遊びをするとき、いくら小さいものを購入したとしても1回に入れる水の量は多いです。
先述したように、標準のプールの水が300Lとすると、1回のプールの水道代は70円前後になります。
この水の量は、お風呂くらいと考えられます。大体お風呂は1人暮らし用の小さめなもので200L、広めだと250~300Lの水が必要となるからです。
水道代は1L=0.24円で計算していますが、価格は自治体などによっても変わってくるので、目安としてください。
もちろん、1回ならそこまで響かない金額かもしれませんが、お風呂も合わせて入ったりプールの回数が頻回だったりするとじわじわ家計に影響します。
プールの水を少なめに張る、おもちゃをいれるなどして工夫してくださいね。
だからといって、節約のためにプールの水を交換しないようなことはやめましょう。
同じ水を使用してプールの底がヌルヌルするのは、雑菌が繁殖している証拠です。夏の高い気温で水温が上昇し、雑菌が繁殖しやすくなるのです。
基本的には毎回交換することをおススメします。もし水がもったいないなと思ったら、水を活用してみてはいかがでしょうか。
- 植物に水をやる
- 打ち水として使用
- 洗車
- ベランダや排水溝の掃除(少量ずつ水を流すこと)
プールの水もただ捨てるだけではなく活用できれば、環境にもお財布にも優しいですよね♪子どもに害がないことを一番に考えましょう。
プールでの事故
ベランダでプール遊びをしていると、「家だから」と安心してしまいがちです。けれど、プール事故の危険性はあるんです。
プールで遊ぶときに1番危険なことは「溺れること」です。夏になると、プールで子どもが溺れたというニュースをよく耳にしますよね。
それは決して大きいプールで起こる事故の話ではないのです。「ビニールプールは狭くて浅いから」と思うかもしれません。
しかし赤ちゃんは、水深わずか10cmでも溺れてしまいます。
なぜなら、赤ちゃんは首や筋肉をうまく動かせないので、少しでも口や鼻がふさがれるとパニックを起こして呼吸できなくなるのです。
例えば「ちょっとタオルを取りに行こう」と目を離したら、その少しの時間に溺れてしまう危険があることを忘れないようにしてください。
事故を防ぐために必要なことを知っておきましょう。
- 絶対に目を離さない
- タオルや水分、冷やせるものなど、必要なものは準備してそばに置いておく
- 遊ぶ時間の目安は30分くらいにする
もちろん、「溺れること」以外にも以下のような事故の危険があります。
- プールのまわりで滑って転ぶ
- ベランダから下をのぞき込んだり身を乗り出したりして転落する
たとえ家のベランダでも、プールで遊ぶときは事故の危険があることを忘れずに、子どもから目を離さないようにしてくださいね。
まとめ

- マンションのベランダプールの排水時、排水溝に一気に流すと水漏れを起こす危険がある
- ベランダでプール遊び後の排水は、排水用ホースを使用すると便利
- ベランダでプール遊びをするときは、許可されているかどうかマンションの規約を確認する
- プール遊びの際は、騒音や周囲への水はねにも気をつける
- プールの水の重さがベランダにかける負荷を知っておく
- プールでの事故が起きないように、子どもから目を離さない
マンションのベランダでプール遊びをするときは、排水など近所の人に迷惑をかけないよう注意しなければいけません。
子どもに楽しい思いをさせてあげたい、それは素敵な親心ですよね。けれどそれで誰かの心地よい生活を邪魔する結果になったら、みんなが辛くなってしまいます。
気をつけることはたくさんあるけれど、それはお互いが気持ちよく生活するのに必要なルールです。
ルールを守り、あなたが楽しい時間を過ごせることを願っています。
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