おうちにクッションフロアはありますか?最近は賃貸などでも自宅の雰囲気を変えるために利用している方も多いですよね。
実際にたくさんの種類があって使い勝手抜群です。ですが、素材がビニールであることで、簡単にひっかき傷がついてしまいませんか?
賃貸だともともとの床がクッションフロアになっている場合もあるのでひっかき傷がついたら退去時に費用がかさんでしまうかも…
床に傷をつけないために敷いているとはいえ、クッションフロアにひっかき傷があると気になってしまいます。
実はそれ、自分で補修できるかもしれません!調べてみたところ、意外と簡単に補修できることがわかりました。
そこで、賃貸のクッションフロアにひっかき傷がつくとどう影響するのか、傷の補修方法、入居時にできる傷対策についてお伝えします!
クッションフロアのひっかき傷は賃貸にどう影響する?

住んでいる賃貸物件がクッションフロアを使用している場合、ひっかき傷がつくことによってどのような影響があるのでしょうか。
文字通り「家賃を払って貸してもらっている」お部屋ですので、過失によって傷や剥がれが生じた場合は退去時に費用を請求される可能性があります。
ここで重要なのは、経年劣化や家具の跡、電化製品の跡など生活するにあたって起こりうる傷は、貸主の負担になるということです。
つまり、うっかり傷をつけたりしない限りは不当な請求ということです。
ただ、日常生活を送っていく中でこちらの過失によるひっかき傷がないともいいきれません。
万が一過失によって賃貸のクッションフロアにひっかき傷がついてしまった場合、どのくらいの賠償を求められるのでしょうか。
クッションフロアの耐用年数は6年とされています。年月が経つにつれてクッションフロアの価値も下がっていきます。
調べてみたところ、クッションフロアの貼り替え費用は、1平方メートルあたり3,000円~4,500円だそうです。
6畳のクッションフロアを貼り替えるとして、単価を3,000円とすると、およそ10平方メートルで30,000円ほど請求されます。
6年経過すると賃貸のクッションフロアとしての価値が1円になってしまうので3年住み続けていれば50%の支払い、ということになりますね。

ほんのちょっとの傷でも、意外と費用がかかるのね…
クッションフロアのひっかき傷を補修しよう!

クッションフロアは柔らかい素材なため、ひっかき傷がつきやすい傾向があります。
先述したように、賃貸だとなおさら影響は大きいものですよね。きれいに住んできれいに返す必要があります!
そうならないために、ひっかき傷はできるだけ自分で補修しちゃいましょう♪
傷が浅くて狭い場合
<シームシーラーを利用してならす>
シームシーラーとは、塩化ビニル樹脂系接着剤のことです。本来の使い方としては、クッションフロアのつなぎ目を接着して固定するものです。
こちらを数滴でいいのでひっかき傷の部分に垂らし、数分おいて空拭きする、を数回目立たなくなるまで繰り返しましょう。
パテの役割で分厚くなって小さな傷なら目立たなくなりますよ!
<穴埋めパテを使用する>
ホームセンターのような専門的な施設のみならず、今では100均にも穴埋め用のペーストが売られています。
木目のデザインのクッションフロアであれば、塗ってヘラでならして乾かすだけなのでとっても簡単です。
色味は限られているので、絵具や白い傷隠し液を混ぜる等工夫するとうまくいきそうです!
<イージーフレアキットで埋め込む>
イージーフレアキットは壁や床に使用できる補修用クレヨンです。
カラーバリエーションが豊富なので、クッションフロアの色味に近いクレヨンを用意します。クレヨンにドライヤーを20秒ほど当てて温めておきましょう。
少し溶けているはずですので傷の部分を埋めるように塗り込みます。柄が必要であれば別の色のクレヨンで書いてもかまいません。
付属のヘラでならして、塗った部分の凹凸を目立たなくさせれば完成です。
クッションフロアはビニール素材で熱に弱いので、温めたクレヨンによって他の部分が破損しないように注意してくださいね。
傷が深くて広い場合
先述した方法では、広い面積や傷が深い場合の補修は難しいかもしれません。
<補修シートを使用する>
目立ってしまう傷は、埋め込みや柄を書くのは難しいですよね。そこで専用の補修シートを上に貼ってしまいましょう。
木目調で、カラーも限られているものが多いのでひっかき傷のついたクッションフロアが木目調であれば補修に使えるかと思います。
<一部分だけ貼り替える>
クッションフロアは最近本当に種類が豊富です。そのため一枚単位で購入し、貼り替えてしまうという方法もあります。
また、変わった柄などを使用している場合は家具の下などの目立たないところをカットして使用するのもおすすめです。
ポイントは、ひっかき傷のついた部分を切り取るときに新しいクッションフロアも重ねて一緒にカットすることです。
まったく同じ形にすることで切り取った部分同士を入れ替えることができます。
そもそもクッションフロアは傷がつきやすいので、補修のための貼り替えも視野に入れてデザインを選ぶことをお勧めします!
クッションフロアのひっかき傷は予防できないの?

クッションフロアのひっかき傷を補修する方法についてお伝えしましたが、実は賃貸によっては自力での補修を禁止している物件もあるそうなんです。

傷つけたらその時点で終わりだなんて、どうしたらいいの…?
不安になる必要はありません!クッションフロアにひっかき傷がつかないよう予防しましょう!
上に新たなクッションフロアを敷く
賃貸のクッションフロアを基盤とせず、新たなクッションフロアを敷くことで傷がついたとしてもはがすことができる安心感があります。
市販のクッションフロアは貼り替えが簡単なものも多くデザインも豊富なのでお部屋の雰囲気に合わせて、部屋ごとに異なるものを敷くのもおしゃれです♪
クッションフロアだけでなく、ジョイントマットなどもそのまま水洗いできたりとお手入れも簡単なのでペットやお子さんのいるおうちにはおすすめですよ!
我が家もジョイントマットをテーブルの下に敷いていますが、汚れてもその部分だけはがして洗ったり、簡単にふき取れるのでとても使い勝手がいいです!
ラグやカーペットを敷く
重たい家具による傷や、キャスター付きの椅子など移動機会が多い家具もクッションフロアのひっかき傷の要因になります。
家具の下におしゃれなラグやカーペットを敷くことで、毎日の生活の中で傷を気にする必要がありません。
また、ラグやカーペットは自分で洗えるものも多く、大きさにもよりますが値段もお手頃なものが多いです。
手触りもいいので、癒しの空間にもできて、ひっかき傷も予防できて一石二鳥です♪
家具の足にはカバーをつける
移動する機会が多い家具は、ひっかき傷の原因になります。予防のために足にカバーをつけましょう。
今は100均でもテーブルやいすの足に合わせて購入できます。
サイズもいろいろなものが売っていますので、足のあるものには必ずつけましょう!
また、タンスなどの大きな家具は足にカバーを付けられないので傷防止シートをあらかじめ敷いておくのがおすすめです!
もちろん、傷防止シートとして売られていなくても、クッションフロアやジョイントマットなどで代用するのもいいかと思います!
まとめ

・賃貸のクッションフロアにひっかき傷をつけると退去時に費用がかかるかも
・クッションフロアについたひっかき傷は自分で補修できる
・賃貸のクッションフロアはあらかじめひっかき傷対策を講じよう!
DIYにも使えるとして人気のクッションフロアですが、賃貸のものとなると傷がつきやすい面がデメリットとして出てきます。
あらかじめ傷の予防をしつつ、万が一傷ができてしまったときは補修できる知識を身につけておきましょう!
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