クッションフロアでキャスターが動かない⁉︎解決策を紹介します

クッションフロアでキャスターが動かない⁉︎解決策を紹介します 暮らし

床材がクッションフロアの物件に住んでいるあなた。こんな悩みを抱えていませんか?

ゲーミングチェアが思うように動かない。無理矢理動かして、傷がついてしまった。

クッションフロアでキャスター付きの椅子を使うと、キャスターがうまく動かない、傷やへこみができてしまうなどの問題が起こることがあります。

賃貸物件で床材を変更して、キャスターを動きやすいようにするのは難しいですよね。

また、傷やへこみができてしまった場合、退去時に元に戻さないといけません。

元に戻せず、退去費用が高額になってしまったらどうしよう…。できれば払いたくないなぁ。

そんなあなたのために、クッションフロアでキャスターが動かない問題の解決策を調べてみました。

キャスターによる傷やへこみの対策と一緒に、紹介していこうと思います。

クッションフロアでキャスターが動かない問題について

クッションフロアでキャスターが動かない問題について

クッションフロアでキャスターが動かない原因は、クッションフロアがクッション性のある床材だからです。

クッション性があるが故に、クッションフロアの上に重たいものを置くとへこみができてしまいます。

そのへこみに、キャスターがはまって、動かない状態になってしまうのです。

私も、クッションフロアでキャスター付きの椅子が動かず、「ふんっ」と勢いをつけて動かしたことがあります。笑

キャスターが動かない問題の解決策を調べてみたところ、以下の3つがありました。

なるべく費用を抑えた方法を紹介していこうと思います。

最後の床材を変更する方法は、かなり費用がかかってしまい現実的ではないですが、一つの選択肢として記載していますので、ご参考までに。

それでは、ひとつずつ解説していきますね♪

キャスター部分を変更する

まずは、あなたの使用しているキャスター部分に着目してみましょう。

キャスターには、ウレタンキャスターとナイロンキャスターと種類があるのをご存知ですか?

ウレタンキャスターは表面がツルツルしていて、フローリングやタイルなど、硬い床材に適しています。

一方、ナイロンキャスターは、カーペットやクッションフロアなどの柔らかい床材に適していて、表面がざらざらしているのが特徴です。

あなたの使用しているキャスターがウレタンであれば、ナイロンキャスターへ変更してみましょう‼︎

ナイロンキャスターへの変更は、差し込むだけ簡単にできます。

ただ、差し込むのに力が必要になるようなので、軍手を準備しておくと安心です。

また、ナイロンキャスターと使用しているキャスターの軸が合っているか確認してから購入するようにしましょう。

チェアマットを敷く

クッションフロアの上でキャスターが動きにくい場合、チェアマットを敷いてみるのも一つの手です。

チェアマットはキャスターを動きやすくするだけでなく、床の保護にもなります。費用もそこまでかからないため、おすすめできる策です。

しかし、位置がずれてしまったり、掃除がしにくくなったり、物によっては余計にキャスターの動きが悪くなってしまうなどのデメリットもあります。

デメリット部分を補うためには、チェアマットの選び方を知ることが大切です。

チェアマットの選び方ついては、目次3で詳しく記載していますので、参考にしてみてください♪

クッションフロアから床材を変更する

クッションフロアをフローリングに変更すれば、キャスターは動きやすくなります。

賃貸物件でも、フローリングに張り替えすることはできるの?

クッションフロアからフローリングに変更するには、貼り替える方法と重ね貼りする方法があります。

まず、張り替えはクッションフロアを剥がしてから、一からフローリングを貼る方法です。

重ね貼りは、文字通り、既存のクッションフロアの上からフローリングを貼る方法のことを言います。

張り替えは賃貸物件の場合、大家さんや管理会社の許可を得れば、可能な所もあるかもしれませんが、現実的ではないですよね。

それに、クッションフロアをフローリングに変更するのは、費用を極力抑えたい人にはおすすめできません。

6畳のお部屋をフローリングへ変更する場合の相場は、張り替えは約30万円、重ね張りは約25万円かかってしまいます。

かなりの額ですよね。これをするくらいなら、別の物件へ引っ越しした方が良いと思います。笑

上記の2つの解決策をやってみてそれでもダメな場合、費用的に余裕がある人は、この方法を考えてみても良いかもしれません。

クッションフロアのキャスターによるへこみや傷の対策

クッションフロアのキャスターによるへこみや傷の対策

クッションフロアのへこみが原因で、キャスターが動きにくくなるだけでなく、傷ができてしまうことがあります。

賃貸物件の場合、退去時に入居前の状態に戻す、原状回復をしなければなりません。

原状回復ができなければ、退去費用を払わないといけない事態になってしまうことがあります。

以下のような場合は、修繕費用が借主の負担になることがあるので注意しましょう‼︎

修繕費用が借主の負担になる場合
  • 引っ越し作業等でできてしまった傷やへこみ
  • 冷蔵庫を置いていた所にできたサビ跡
  • 家具を置いていたことによってできた変色・色移り
  • 家具の跡が極端に多い
  • 家具の跡がへこむだけでなくえぐれている

上記を見てもらうとわかるのですが、普通に生活していてできてしまったへこみに関しては、借主の負担になりません。

家具を置いていてできてしまったへこみに関しては、原状回復の対象外です。

ちなみに、あなたのお手入れ不足や過失によってできた傷などは、あなたの負担になります。

飲み物をこぼした時にそれを放置してできたカビやシミ、タバコの焦げ跡などはありませんか?

キャスターを使用していて、へこみから抜け出そうと無理に動かしてできた傷やえぐれも、あなたの過失になります。

そうならないためにも、日頃からのお手入れや、へこみや傷ができないような対策をするようにしましょう‼︎

とは言え、対策に何をすれば良いのかわからないと思うので、今から具体的に説明していきますね♪

キャスターによるへこみや傷の予防策

へこみや傷がついてしまってからでは手遅れな場合や、直そうとして余計に酷い事態になってしまう場合があります。

そのため、クッションフロアにへこみや傷ができてしまう前の予防はとても大切です

椅子は動かす機会が多いため、ベッドや棚などのへこみ対策ほどできることは少ないですが、紹介していきますね♪

〈キャスターの下に敷物を置く〉

敷物の候補としてまずおすすめなのが、目次1でも紹介したチェアマットです。

チェアマットは椅子の動く範囲に敷くマットなので、お部屋の印象を大きく変えることなく、簡単に設置すできます。

次におすすめなのが、タイルカーペットです。パネル状になったカーペットを敷き詰めて使用する物です。

身近なところで言うと、学校のパソコン教室の床がタイルカーペットではなかったでしょうか?

値段は安く、キャスターも案外スムーズに動くのでおすすめです♪

これらの方法の他に、カーペットを床全体に敷く方法もありますが、このサイズのカーペットとなると価格も高くなります。

また、他の家具もカーペットの上に置き直さないといけませんし、床全体に敷くとなると、お部屋の印象も変わってしまいます。

予算に余裕があって、お部屋の印象を気にしていないのであれば、キャスターで移動できる範囲も増えるのでおすすめです。

〈キャスタースリッパを使用する〉

椅子の下にマットを敷く方法は、そこだけ印象が変わってしまったり、マットと床の間の掃除の手間が増えたりとデメリットもあります。

キャスタースリッパは椅子のキャスターに装着して、床を保護する商品なので、上記のようなデメリットはありません。

ただ、キャスターを動かす際に、座ったまま移動してしまうと、キャスタースリッパ自体が破損してしまう恐れがあります。

少し腰を浮かせて移動するか、立ってから椅子を移動させないといけません。

キャスターを動かすのに問題がありますが、マットを置きたくないという人にはこの方法がおすすめです。

キャスターによってできたへこみの直し方

床材がクッションフロアの賃貸物件で、クッションフロアに傷を作ってしまうと、部分的に直すことはできません。

へこみについては、いくつか直す方法があるので紹介します。

〈放置する〉

クッションフロアのへこみは、放っておけば直ることがあります。

まずは、椅子の位置をずらして、へこみが元に戻るのを待ってみましょう。

〈蒸しタオルを使用する

蒸しタオルをクッションフロアのへこんだ部分に置いておくと、へこみが戻ります。

お湯をかけて、しばらく置いてから拭き取る方法もありますが、熱すぎるとクッションフロアが溶けてしまうので注意しましょう。

〈ドライヤーを使用する〉

ドライヤーの温風をクッションフロアから少し離して、1分ほど当ててみましょう。

蒸しタオルよりも長時間温め続けられるのですが、この場合も高温によるクッションフロアの変色や溶けに注意しましょう。

〈アイロンを使用する〉

アイロンを使ってへこみを直す方法もありますが、これは上級者向けです。

アイロンを低温にして、クッションフロアとの間に濡らしたタオルを挟んで当てるようにしましょう。

へこみを直そうとして、変色や溶けてしまった場合も取り返しが効かないので、十分に注意して行なってください。

クッションフロアのキャスター下のマットの選び方

クッションフロアのキャスター下のマットの選び方

チェアマットは、クッションフロアの上でキャスター付きの椅子を使う場合に、動かしにくさの改善や床の傷の防止になります。

ただ、選び方を失敗してしまうと、余計にキャスター付きの椅子が使いにくくなってしまうことがあります。

失敗しない選び方のポイントは下記の5つです。これにそって紹介していきますね♪

チェアマットのサイズと形状は椅子の大きさに合わせて選ぶ

チェアマットのサイズや形状は、椅子の大きさと、動く範囲を考慮して選ぶことが大切です。

一般的な事務用の椅子なら縦120cm×横90cm程度の大きさの物を選びましょう。

ゲーミングチェアのような大きめの椅子であれば、縦160cm×横130cm程度のチェアマットを検討してみてください。

それから、チェアマットの形状についてですが、チェアマットにはT字型とスクエア型の2種類があります。

マットの必要な範囲が最小限な場合は、T字型のチェアマットがおすすめです。

一方、幅広い範囲をカバーしたい場合やゲーミングチェアを使っている場合は、スクエア型がぴったりです。

大判のスクエア型のチェアマットであれば、椅子だけでなく机もすっぽりカバーすることができます。

滑り止めが広範囲なものを選ぶ

使用中のズレを防ぐためにも、滑り止め加工の有無は重要なポイントです。

滑り止め加工のないチェアマットは、安定性がなく、ズレて元の床材に傷がついてしまう可能性もあります。

滑り止め加工がされていれば、ズレることなく快適に使用できます。

また、滑り止め加工がチェアマット全体に施されている物は、チェアマットの下にゴミが留まりにくく、掃除が簡単です♪

気に入ったデザインに滑り止め加工がない場合は、滑り止めシートを使ってみてください。

滑り止めシートをクッションフロアに直接貼ると、床に跡が残りそう…。

私も、元のクッションフロアを養生テープなどで保護しないといけないのではと思いました。

ですが、滑り止めシートは床に吸着して滑りくくするだけであって、貼り付けるわけではないようです。

それなら、元のクッションフロアにテープの跡が残ったり、剥がすときに傷つけたりする心配はなく、安心ですよね。

椅子を動かすことが多い人にはポリエステル素材がおすすめ

椅子をよく動かす人は、PVC素材ではなくポリエステル素材のチェアマットを選びましょう。

また、チェアマットは厚さが厚いほど、キャスターが動きやすく、遮音性に優れています。

キャスターの動きやすさを重視したい、音が静かな方が良いという人は、チェアマットの厚さもチェックしてみてください。

PVC素材のチェアマットは厚さが薄く、キャスターが動きにくい物や、滑り止め加工がされていない物が多いようなので注意してください。

肌触りが気になる場合は毛足の長さをチェック

素足で長時間座って作業をするという人は、チェアマットの肌触りの良さも欠かせないポイントです。

PVC素材はベタつくのに比べ、ポリエステル素材のチェアマットはベタつかず、足裏が汗で蒸れてしまう心配がありません。

肌触りもポリエステル素材の毛足の長いチェアマットであれば、さらさらして素足でも快適です。

逆に毛足が短いとチクチクしまうので注意しましょう。

あると便利な機能もチェック

撥水性があって丸洗いできるチェアマットであれば、お手入れが簡単にできます♪

また、カットして使用できるタイプのチェアマットもあるようで、自分で大きさを調整することができて便利です。

さらに、床暖房・ホットカーペット対応のチェアマットもあります。

床暖房やホットカーペットに対応してない商品は、熱で溶けてしまったり劣化したりする場合もあるため注意が必要です。

まとめ

まとめ
  • クッションフロアでキャスターが動かない原因は、クッションフロアが凹み、キャスターがそこにはまり込むため
  • クッションフロアでキャスターが動かない場合、キャスター部分を交換するか、チェアマットを使うことで解決できる
  • クッションフロアのへこみや傷ができた場合、退去時に修繕費用を払わないといけない場合がある
  • チェアマットはキャスターが動かない問題だけでなく、クッションフロアのへこみや傷の防止になる
  • キャスターの動きが気になる人には、ポリエステル素材のチェアマットがおすすめ

今回調べてみると、キャスタースリッパのように、キャスター部分に対策をする商品も開発されていることに驚きました。

キャスター付きの椅子を使う場合の床の保護には、チェアマットしか思い浮かびませんでしたが、新しい商品を試してみるのも良いですね。

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