最近ではあらゆるところで見かけるようになった「クッションフロア」。
クッションフロアの断熱効果について、耳にしたこともあるのではないでしょうか。

クッションフロアの断熱効果が高いのなら、自分の家にも使ってみたい!

断熱効果があるなら部屋の模様替えもできて一石二鳥!
耐久性や耐水性の高さに関してはかなり有名ですが、断熱効果はどのくらいあるのか気になりますよね。
今回は、クッションフロアの断熱効果がどのくらいすごいのか、性能の高さや、クッションフロアの簡単な貼り方など詳しくご紹介したいと思います。
クッションフロアの断熱効果は実際にある?

クッションフロアは、塩化ビニル樹脂などを使用したビニル系素材で出来ています。
「表面が塩化ビニルで覆われており、その下は発泡層という空気を含んだ層」といった構造です。この発泡層が断熱効果を高めてくれています。
そのため、クッションフロアを床に貼るだけでかなり断熱効果はあるといえるでしょう。
発泡剤を樹脂の中に入れ込むケミカル発泡という技術で、素材内部に空気を含ませることができるのです。
床下に貼る事で冷気が侵入するのを抑えることができます。冷たい空気は下にたまりやすいので、室温が下がってしまい、底冷えの原因に。
床暖房を設置するのも一つの手ですが、時間も費用もかかってしまいます。また、そもそもの原因である隙間風や冷気の侵入を防ぐことはできません…。
床暖房をするほどでもないし、時間もかけたくないけど断熱効果が欲しい場合は、クッションフロアがとてもおすすめですよ!
クッションフロアの断熱以外の性能は?

クッションフロアの特徴は、断熱性能だけではありません。
断熱性や耐水性、耐久性、豊富なデザインなど、クッションフロアの性能にはたくさんメリットがあります。
軽くて柔らかいので、運搬しやすいし、直接足で触れた時に温かみを感じることができます。
また、耐水性や耐久性が高いため、キッチンやトイレなどの水回りの床材として重宝されています。
さらに、タイル調や木目調などデザインが豊富なため、リビングや居間でもよく見かけますよね。
フローリングなどと比べ安価なため、部屋の模様替えとして気軽に使うこともできるのも魅力です。
ただ、クッションフロアを貼った最初の頃は、ビニル系特有のにおいがする場合があります。
ほとんどの場合、時間が経つにつれて臭いは消えていきますが、においに敏感な場合は、考慮しておいた方が良いかもしれません。
デメリット
クッションフロアの性能にはたくさんメリットがありますが、残念ながらデメリットもあります。
家具などの跡が付きやすく、へこみに汚れが入りやすいという点です。
また、年数が経過することで通気性が悪くなり、はがれてしまうこともあります。「店舗用のクッションフロア」を一般住宅でも使うことが増えているようです。
店舗用のクッションフロアは、土足で歩き回る店舗に対応できるくらい丈夫に作られています。
家具の跡もつきにくく、デザインも豊富でお洒落なものが多いため傷が付きやすい場所には、店舗用のクッションフロアを使うのがおすすめですよ。
クッションフロアに同じような床材に「ビニール床シート」や「床タイル」というものがあります。
病院やスーパー、美容院、飲食店など広い床に導入されることが多いです。
クッションフロアよりも高級感があり、柄も豊富なため導入する施設が多くなってきているといいます。
断熱性はありますが、耐熱温度は60~80℃と低めです。60~80℃の温度のものを置くことは、ほぼ無いと思いますので、耐熱性は気にしなくてよいでしょう。
ただし、床暖房を設置する場合には注意が必要ですよ。
クッションフロアの断熱性を高める貼り方とは?

クッションフロアの断熱性を高める貼り方は、主に2種類あります。接着剤を使う貼り方と、両面テープを使う貼り方です。
きれいに仕上げるためには、あらかじめゴミや汚れを取っておくことが重要!
- 床のサイズを測り、そのサイズより少し長めにクッションフロアをカット
- 床に敷いてみてぴったりサイズが合うようにカットして微調整
- 床に接着剤を塗り、先ほどカットしたクッションフロアを貼り付け
専用の接着剤を使った方がムラなく接着することができますが、少し難易度が上がります。
- サイズが合うようにクッションフロアをカットして微調整する
- 一定の空間を空けながら両面テープを貼る
- 両面テープの剥離紙を剝がしながら、カットしたクッションフロアを貼り付ける
接着剤を使うやり方はちょっと自信が無い…という方は、両面テープを使うやり方で試してみてはいかがでしょうか。
クッションフロアを貼り付ける際に、床との間の空気を抜くようにぴったりと付けることでより隙間風を防いで断熱性を高めてくれます。
断熱性を高めるだけでなく見た目もきれいになりますよ!
まとめ

- クッションフロアの断熱効果はかなり高いだけでなく、底冷えの原因である隙間風も防いでくれる効果もある
- 軽くて柔らかいので運搬しやすく、耐水性や耐水性も高い
- クッションフロアの断熱性は貼り方の工夫で高めることができる
耐久性や耐水性の高さは知っている人も多いですが、断熱性も高いのです。部屋の模様替えもできるし、断熱効果もあるので一石二鳥ですね!
クッションフロアの貼り方も、想像以上に簡単ですのでぜひ試してみてください♪
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