クッションフロアは安価で手に入り手軽に貼れるため、DIYで人気があります。
デザインが豊富でDIYに慣れていなくても使用できるので、人気の理由もわかります。
ただクッションフロアは貼るときに注意しないと、継ぎ目に隙間ができてしまうんです。これは避けたい失敗ですよね!
また使用している間に継ぎ目に隙間ができることもあり、そうなると失敗なのか経年劣化なのか、埋める方法はあるのか悩んでしまいます。
まず、貼るときに継ぎ目の失敗をしないためには、継ぎ目に処理剤を使用しましょう。
それから、もしあなたが生活していて継ぎ目に隙間を見つけてしまったら、隙間の大きさを確認して対処してください。
あなたが、クッションフロアの継ぎ目の隙間を失敗と悩まずにDIYを楽しむことができるよう、対処法などお伝えしますね。
クッションフロアの継ぎ目の失敗を防ぐポイント

クッションフロアを貼ったとき継ぎ目に隙間ができたら、「失敗した!」とショックを受けそうですよね。
継ぎ目で失敗しないためには、クッションフロアを重ね、2枚重なった部分をカットしてから継ぎ目に処理剤を使用しましょう。
けれど生活しているときに継ぎ目の隙間を見つけることもあるかもしれません。
その場合は、隙間の大きさを確認して大きさに合った対処をしましょう。そう、継ぎ目の隙間を恐れることはありませんよ!
クッションフロアを貼るときに失敗しない方法と、生活する中で継ぎ目に隙間ができた場合の対処法をそれぞれお伝えしますね。
クッションフロアを貼るときの継ぎ目のポイント
クッションフロアには幅182cmや幅90cmのものがあります。この幅だと、部屋の大きさにもよりますが確実に1枚以上貼ることになるでしょう。
そうなると、継ぎ目ができてしまいます。できればクッションフロアの継ぎ目はわからないように貼りたいですよね。
クッションフロアを貼るときの継ぎ目のポイントは以下の2点です。どのようなことなのか、詳しく説明していきますね。
<ジョイントカット>
継ぎ目のことをジョイントというのですが、継ぎ目がわからないようにするためにはジョイントカットに注意しましょう。
ジョイントカットの切り口がきれいではない場合、断面がボロボロになり隙間ができてしまいます。
切る前に、切れ味が鋭くなるようカッターの古い刃を折っておいてください。そして、クッションフロアが2枚重なる部分を重ねたまま切っていきます。
切るときは、力を入れて勢いよくカッターを動かすようにすると、切り口の断面がきれいに仕上がりますよ。
ここで、両面テープで貼る場合の注意点ですが、両面テープの剥離面はカットする前に剥がさないよう気をつけてくださいね。
両面テープは接着力が強いので、一度貼るとやり直しができません。そのため、両面テープを剥がしたり重ねて貼ったりすると凹凸ができてしまいます。
小さな注意点も頭に入れておけば、DIYのときに役立ちますよ♪
<継ぎ目に処理剤を使用する>
クッションフロアの継ぎ目には、「シームシーラー」や「シーム液」と呼ばれる継ぎ目の処理剤を使用します。
これを使用することで、クッションフロアの継ぎ目が剥がれにくくなるんです。継ぎ目の処理剤についてはまた後程くわしくお伝えしますね。
貼った後に隙間ができたときの対処法
クッションフロアの継ぎ目をきれいに隙間なく貼ったとしても、継ぎ目に隙間ができてしまうことがあります。
それはもしかしたら、「継ぎ目に処理剤を使用していないため」か「継ぎ目の処理剤の量が少なかった」ことが原因かもしれません。
けれど原因はそれだけではないんです。クッションフロアは塩化ビニールを使用しており、その特性から気温差で伸縮性が変わります。
ですから何年も使用していると、クッションフロア自体が伸縮を繰り返し隙間ができてしまうのです。
これは避けようがありませんよね。もしあなたがクッションフロアの隙間を見つけたら、その大きさを確認してください。
隙間の大きさで対処法が変わるので、以下の表にまとめてみました。
対処法 | |
3mmより小さい | ジョイントコークで埋める |
3mmより大きい | 細くカットしたクッションフロアで埋める クッションフロアを部分的に張り替える |
ジョイントコークなんて言われてもなんのことかわかりませんよね。私も知らない言葉でしたよ。
これは隙間を埋めるときに補修するもので、職人さんも使用しているんです。
ジョイントコークとは
コーキング材の一種で、どこにでも密着するので補修に適している
様々な色があり、剥離を予防したり隙間を埋めたりするのに使用する
ジョイントコークを使用すれば、少しの隙間なら埋めて目立たなくすることができますよ♪
ただクッションフロアの隙間が、細くカットしたものをはめなければならないほど大きい場合は貼り替えた方が良いでしょう。
クッションフロアに隙間があると、隙間からほこりや水が入り接着が弱くなります。
これは剥がれの原因やカビの発生にも繋がってしまい、クッションフロアの耐久性に影響します。どこまで補修できるか、リスクを考えて判断することも必要ですよ。
クッションフロアの継ぎ目には処理剤が必要!

先ほどお伝えしたように、クッションフロアを貼るときは継ぎ目に処理剤を使用します。

継ぎ目の処理剤ってどんなもの?
クッションフロアの継ぎ目に使用する処理剤は、クッションフロアの継ぎ目を溶かし接着させて水や汚れがしみ込むのを防いでくれます。
でも継ぎ目に処理剤を使用した方がいいかなんてわかりませんよね。

継ぎ目が隙間なくきれいにカットできたから大丈夫でしょう
そう思うかもしれませんよね。でもたとえきれいに継ぎ目がカットできたとしても、そのままでは継ぎ目からのしみ込みは防げません。
カビの発生やクッションフロアの剥がれを予防するためには、処理剤を使用し細かいところまで確実にケアすることが大切ですよ。
使用方法は以下のようになりますので、参考にしてください。
- 継ぎ目の汚れやごみを拭き取る
- 継ぎ目の目地部分にさし入れて、液が1.5mm~2mm位しみ出す程度流し込む
- 使用した後30分は目地に乗らないようにし、乾燥するのを待つ
継ぎ目に使用する処理剤はシームシーラーやシーム液といい、透明の液体で使用しても目立ちません。
おすすめはTOLIの処理剤で、ノズルの先がT字になっていて目地に差し込みやすくなっています。
TOLIのクッションフロア用継ぎ目処理剤(40g)
楽天 価格884円(税込)
液体なので使用するときに難しいという声はありますが、処理剤を使用することが後の耐久性に影響するんです。
TOLIの公式サイトではケースでの販売になるので、参考までに楽天の価格をお伝えします。
もちろんアマゾンなど他のサイトでも購入できますので、レビューなども確認し検討してみてくださいね。
ただ継ぎ目の処理剤は、使用するときに注意点があるのでお伝えします。必ず説明書をよく読み使用してくださいね。
- 手袋やマスクをして使用する
- 引火性の液体なので、火のそばでは扱わない
DIYでは使い方に注意が必要なものもあるでしょう。安全に楽しくDIYできるよう、説明書や手順はしっかり確認してくださいね!
クッションフロアの継ぎ目処理にアイテムは必要?

クッションフロアを貼るときに、継ぎ目の処理のため持っていた方が便利なアイテムがあります。
それは、「木製定規」「地ベラ」「圧着ローラー」、そして余裕があれば「クッションフロア専用カッター」です。
これら4点のアイテムについて、どんなものか詳しくみていきましょう。
木製定規
ジョイントカットのときに定規は必要ですが、定規なら大抵家にひとつはありますし「家にあるものでいいじゃないか」と思いますよね。
たかが定規と思うでしょうが、されど定規でなんでもいいわけではないんです!
ジョイントカットはしっかり押さえないとずれてしまうので、軽すぎる定規は不向きです。おすすめは以下の商品です。
壁紙屋本舗の軽量木製定規 ぴたまる
公式 価格2,900円(税込)
安定性が高いので、継ぎ目の隙間ができにくくなります。そして穴が2か所開いているため、切るときの位置合わせがしやすくなっているんです。
壁紙をカットするときにも使用できるので、あなたが今後もDIYを続けていくのなら持っていてもいいかもしれませんよ。
地ベラ
地ベラは、床材や壁紙の余分な部分をカットするための定規として使用できます。
壁際は定規を当てるスペースがなく、まっすぐカットするのは大変ですよね。でも地ベラがあれば心配ありません。
地ベラの使用方法に慣れれば、定規がなくてもカットに困らないかもしれませんよ。あなたが余分なものを持ちたくないのなら、地ベラがおすすめです。
圧着ローラー
圧着ローラーは、継ぎ目をしっかり接着するのに使用します。
クッションフロアの継ぎ目を手で押さえるだけでは、接着に限界があります。
けれど圧着ローラーがあれば、あなたが力を入れて押さえなくてもきれいに接着できるんですよ。
圧着ローラーは、クッションフロアと床の間に空気が入らないようにすることにも役立ちます。
手ごろな価格のものもありますし、使用するのとしないのとでは仕上がりの美しさが変わるので、検討してみてはいかがでしょう。
クッションフロア専用カッター
まさにクッションフロア専用のカッターです。これがあると、壁に沿ってカットするときやクッションフロアの長さがあるときに便利です。
ただ人によっては使用方法が難しいという声もあり、また価格も安いものではありません。参考までにひとつ紹介します。
壁紙屋本舗のクッションフロア用ぴったりカッター
公式 価格3,300円(税込)
壁紙屋本舗ではDIYで必要なものが揃っていて、しかも使用しやすいよう考えられています。
これもそのひとつで、クッションフロアをカットするときに困らないよう作られているんです。
けれどDIYでは購入するものが多いので、それを考えるとなかなかの出費ですよね。
もしクッションフロアを貼る部屋数が多いのなら、あった方が作業効率は上がるでしょう。購入したら、クッションフロアの切れ端で練習してみてくださいね。
このように、クッションフロアを貼るときは必要なアイテムを揃えることも大切です。
「あなたには何が必要か」「新しく購入しなくても今あるアイテムで可能なのか」をしっかり検討し、始めてから後悔しないようにしてください。
まとめ

- クッションフロアの継ぎ目を失敗しないためには、ジョイントカットと継ぎ目の処理剤がポイントとなる
- 生活する中で継ぎ目に隙間ができたとしても、原因は継ぎ目の失敗だけではない
- クッションフロアの継ぎ目の隙間は、大きさにより対処法が変わる
- 継ぎ目処理剤は、クッションフロアの剥がれやカビの発生を予防するため使用した方が良い
- クッションフロアの継ぎ目を失敗しないための便利グッズは色々あるので、何が必要かを見極めることが大切
あなたがもし、継ぎ目に隙間ができないよう気をつけてクッションフロアを貼ったとしても、失敗することはあるかもしれません。
けれど対処方法もあるので、あなたには「失敗するかも」なんて考えずにDIYを楽しんでほしいです!
楽しんで作った部屋は、きっと居心地の良い部屋になりますよ♪あなたの悩みを解決する方法として、少しでもお役に立てたら幸いです。
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