クッションフロアの空気抜きの方法は?原因や道具を知っておこう

クッションフロアの空気抜きの方法は?原因や道具も知っておこう 暮らし

クッションフロアは安価で手軽に施工できるため、DIYで人気です。

けれど「貼るときに空気が入って表面がぼこぼこした」なんて残念な声も聞かれます。

また使用していると、空気がたまり浮いてくるケースもあるんですよね。

クッションフロアは足の感触が心地よいのもメリットなのに、ボコボコしていたら気になります。

ではクッションフロアの空気抜きはどのようにするのでしょう。

新しくクッションフロアを貼るときの空気抜きは、「折りあとをとる」「気温に注意する」などいくつかのポイントがあります。

そして、使用している中でできたケースの空気抜きは、浮き部分を温めて空気を押し出すようにします。

あなたがクッションフロアを貼るときに役立つよう、空気抜きの方法や空気がたまる原因などお伝えしていきますね。

クッションフロアの空気抜きの方法をケースごとに解説

クッションフロアの空気抜きの方法をケースごとに解説

クッションフロアの表面がボコボコしているのを見たことはありませんか?

表面がピシっとしていないと、安っぽく見えてしまいますよね。

このボコボコは床との接着が剥がれ、クッションフロアに空気のたまりができて浮いているからなんです。

では空気抜きの方法はどのようにすればいいのでしょう。これは新しく貼るときと、使用している中でできたもので方法が違います。

それぞれのケースについて、方法を詳しくお伝えしますね。

新しく貼るケース

「クッションフロアは手軽にDIYできるから」といざ貼ってみたら空気でボコボコになってしまった、なんてありがちですよね。

クッションフロアを貼るときに空気抜きをしっかりしないと、接着が甘くなり表面がボコボコになってしまいます。

クッションフロアを、空気が入らないように貼るためのポイントをお伝えしましょう。

では、ポイントの内容を詳しくお伝えするので参考にしてくださいね。

<クッションフロアの折りあとをとる>

クッションフロアは何mという単位で購入するので、巻きあとや折りあとがついています。

それをそのまま使用しては空気が入る原因になります。だからといって反対に折ったり巻いたりしたらもっとだめですよ!

折りあとが強いと表面がよれてしまうので、必ず暖かいところに広げて折りあとを伸ばしましょう

<暖かい日を選んで行う>

先ほど「暖かいところで」とお伝えしましたね。その理由は、クッションフロアの素材の性質によるんです。

クッションフロアは塩化ビニールを使用しており、熱によって長さや体積が変わるため気温によって伸縮性が変わります。

そのため気温が低いと固まってしまい、折りあとがなかなか取れません。

もし冬場に行うのであれば、部屋を暖かくしてクッションフロアを広げておくと良いでしょう。

気温が低い中での施工は、クッションフロアのカットがしにくいなどマイナスな面も多いので覚えておいてくださいね。

<元々の床材の掃除をする>

クッションフロアを貼る前の床の状態も大切です。貼る前の床にごみやほこりが残っていると、凹凸ができるためしっかり接着できません。

クッションフロアの準備に一生懸命になりベースをおろそかにしては、きちんと接着しないのです。

ですからまずは、ベースとなる場所を整えてからとりかかりましょうね!

<ローラーやしごき棒を使用し、しっかり空気抜きをする>

クッションフロアを貼りつけるとき、体重をかけて圧着する必要があります。

家にあるものでやろうとすると、クッションフロアを傷つけたりしっかり接着できなかったりしてうまくいきません。

圧着のときは、角材にタオルを巻いたものや絨毯を丸めて「しごき棒」にしたものでしっかりしごきましょう。

またローラーや撫でバケで壁際やつなぎ目を圧着すれば、細かいところまで確実に貼れますよ。

DIYのときは適切な道具を使用した方が、作業がスムーズにいくんです。

私はよくあるんですが、「準備するの大変だな」と思って家にあるものでやったときって大抵後悔しませんか?

プロほど道具をそろえる必要はないですが、確実に施工するために何が必要か、最初に決めておくことが大切ですよ。

<糊で貼るときは決められたオープンタイムを守る>

クッションフロアを貼るときは、専用の糊を使用します。この糊、塗ればくっつくというものではないんですね。

糊にはそれぞれオープンタイムというものがあるんです。私は初めて聞きました!

オープンタイム

接着剤を床に塗ってから、クッションフロアを貼り始めるまでの待ち時間のこと

このオープンタイムは糊の種類や気温によっても違いますし、貼り付け可能時間も決まっています。

これらを指定された通りに行わないと、接着が甘くなって空気の原因になります。ですから糊を購入したときは、説明書をしっかり読みましょう!

ちなみに両面テープを使用するときは、待ち時間はありません。ただ広い部屋だとコストがかかるので不向きです。

もしクッションフロアを貼る部屋が狭い場合や、あなたがDIYに慣れていない場合は両面テープの方が施工しやすいですよ。

これまでに挙げてきたクッションフロアを貼るときのポイントは、どれも基本的なものかもしれません。

結局一番大切なことは、手順をしっかり確認することなんです。

正直どんなことも、説明書を読んだり手順を調べたりするのは面倒ですよね。私は一度読んでも頭に入って来ないので、とても苦手です。

けれど面倒くさいと思っても、確認して実施すれば結果的には成功への一番の近道だったりするんですよ。

ですから貼ってから後悔しないよう、準備をしっかり行ってくださいね♪

使用する中で空気による浮きができたケース

クッションフロアを貼ったときはピシっと貼れたのに、使用していたら空気がボコボコして浮いてしまうことがありますよね。

そうなると気になって仕方ないかもしれません。でも気になるからといって、穴をあけて空気を抜いたらダメですよ!

クッションフロアは、傷がつくと水が入り込みカビの原因になるんです。でもなんとかしたいですよね。

浮きの部分にもよりますが、端の部分やつなぎ目に近く空気抜きができそうな部分の場合は、温めて空気抜きをしましょう。

方法
  • ドライヤーで空気を含む部分を温める
  • ローラーや撫でバケで空気を押し出す
  • 空気抜きができたら、ローラーで圧着する
  • 接着が甘い部分に新たに接着剤を塗って貼りつける

温めることでクッションフロアが伸びるので、空気が抜きやすくなり、その後熱が冷めると平らな状態で定着します。

ただ、部位によっては空気を出すことが難しいかもしれません。

木目の柄であれば、柄に沿って部分的に切り取り、空気を抜いてまた貼りなおすことができますよ。

そのときに、つなぎ目の接着を確実に行ってください。そうしないと、つなぎ目に隙間ができてしまうので注意しましょう。

クッションフロアの柄によっては、このように部分的に切り取ることができます。

けれど、空気で浮いている箇所がたくさんあったりクッションフロアの使用年数が長かったりする場合は、張り替えることも検討してください。

クッションフロアは耐久性が低いというデメリットがありますし、長年使用していれば接着が甘くなることもあるでしょう。

補修を重ねることでカビなどのリスクが増えないよう、方法を検討してくださいね。

クッションフロアの空気抜きが必要となる原因は?

クッションフロアの空気抜きが必要となる原因は?

そもそもピシっと貼ったはずのクッションフロアに、空気がたまり浮いてしまうのはなぜなのでしょう。

使用しているとどうしても空気抜きが必要な状態になってしまいます。「最初にきれいに貼ったのに」と残念に思いますよね。

クッションフロアに空気のたまりができるのは、接着剤の剥がれが原因です。ただそこに至る理由はいくつかあります。

それはクッションフロアの特徴である「下地の影響を受けやすい」や「伸縮を繰り返し伸びる」「接着剤は水分を含むと剥がれる」ことによるんです。

もちろん使用期間が長ければ、接着剤が剥がれるのは仕方のないことですよね。

ただ特徴による影響を知っておくことは大切なので、詳しくみていきましょう。

下地の影響を受けやすい

クッションフロアはやわらかいですよね。このやわらかさのおかげで防音性が保たれたり足の衝撃が抑えられたりしています。

ただ、やわらかいために下地となる床の影響を受けやすくなってしまうのです。

下地がフローリングの場合、フローリングに使用されている木材は、乾燥や湿度など気候の影響を受け動きます。

そうするとその影響はそのままクッションフロアに反映され、接着面が剥がれやすくなることに繋がります。

その結果空気のたまりができ、空気抜きの必要な状態になるんですね。

クッションフロア自体が伸びる

先述したように、クッションフロアは温かいと伸び冷えていると固まります。

これを何度も繰り返しているとクッションフロア自体が伸びてしまい、接着面が剥がれる原因になってしまいます。

しかし経年劣化は避けようがありませんよね。そのデメリットもあることを知っておけば、選択をするときの判断材料になりますよ。

接着剤は水分で剥がれやすくなる

最後にもうひとつ、日頃のお手入れのときクッションフロアに水がこぼれたらすぐに拭き取りましょう。

なぜならこの水分も重要で、接着剤は水分を含むと剥がれやすくなるからです。

クッションフロアは防水性に優れていますが、水分をそのままにしておくとつなぎ目などから入り込んでしまいます。

このことは、カビの発生だけじゃなく接着面の剥がれにも繋がるんですね。

クッションフロアに空気がたまり浮いてしまう原因を知っていれば、クッションフロアの劣化の目安

あなたのクッションフロアは空気抜きが必要な状態ですか?張り替えを検討する際は、ひとつの指標にしてくださいね。

クッションフロアの空気抜きに必要な道具を紹介!

クッションフロアの空気抜きに必要な道具を紹介!

クッションフロアを貼るときは道具も大切だとお話ししました。ではどのような道具があれば良いのでしょう?

空気抜きのためには「撫でバケ」「ローラー」は用意したいものです。ではこれら2つの道具について説明しますね♪

撫でバケ

撫でバケは、空気を抜きしわを伸ばすために使用します。おすすめは以下の商品です。

メーカー極東産機
商品名ローラーバケ 穴あきハンドル
価格1,428円(税込) 楽天

使い方は、空気を抜くためクッションフロアに撫でバケを垂直に当て、外側に向かって空気を押し出します。

ハケの部分がローラーになっていて使用しやすく、素材を傷つけることなく空気抜きができますよ。

持ちやすく使いやすいというのは、DIYに慣れていない場合助かりますよね♪

ローラー

ローラーも樹脂製やステンレス製など種類は豊富です。

ローラーを使用するときは、金具が当たらないように持ちしっかりとつなぎ目を圧着します。おすすめは以下の商品です。

メーカーTRUSCO(トラスコ)
商品名POMローラー 30Φ×37mm
価格527円(税込) 楽天

樹脂製で軽いため力を入れすぎることなく空気抜きができ、クッションフロアを傷つけません。何より価格が安いのは助かります。

DIYであっても、そこまで頻回に使用することがなければ価格は抑えたいですよね。

別々に紹介しましたが、撫でバケやローラーだけじゃなくDIY用に必要なカッターなどの道具がセットになったものもあるんですよ。

これらはクッションフロアだけではなく壁紙にも使用できるので、あなたがDIYに目覚めたのなら持っていても損はないですよね。

まとめ

まとめ
  • クッションフロアの空気抜きは貼るときのポイントが大切
  • クッションフロアを使用する中で空気のたまりができたときは、部分的に切り取ったり温めて押し出したりして空気抜きをする
  • クッションフロアに空気がたまるのは接着剤の剥がれが原因だが、そこに至る理由は様々である
  • クッションフロアの空気抜きに必要な「撫でバケ」「ローラー」は用意しておく方がいい

クッションフロアをピシっときれいに貼ることができたら、毎日の生活も気持ちよく過ごせそうですよね♪

逆にボコボコしていたら、気になってストレスになりそうです。そんな小さなストレスを作らないために、貼るときはポイントに注意してくださいね!

あなたがクッションフロアで快適な生活が送れるよう、お手伝いできれば幸いです。

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