初正月のお祝い金額は?知っておきたい赤ちゃんのお祝い行事!

初正月のお祝い金額は? マナー

赤ちゃんが誕生して初めて迎えるお正月は盛大にお祝いしてあげたいですよね。そのお正月を「初正月」といいます。

初正月のお祝い金額はいくら贈る?

決まった贈り物とかはあるのかな?

初正月のお祝い金額は、祖父母は10000円~30000円兄弟は5000円が相場です。

本来初正月のお祝いに女の子は羽子板を、男の子は破魔弓や破魔矢を贈ります。

その風習を守っている家庭や地域もありますが、最近は従来のような形ではなく、現金が贈られることも多いです。

初正月は日本の伝統的な風習ですが、私はその意味を知りませんでした。初正月のお祝い金額の相場や初正月の贈り物の意味について調べてみることに。

そこには赤ちゃんの健康と幸せを願う気持ちが込められています。あなたのまわりで赤ちゃんが誕生したときの参考にしてみてくださいね♪

初正月のお祝い金額の相場と行事を紹介!

お正月飾り

「初正月」は赤ちゃんが生まれてから初めて迎えるお正月のことです。

そんな初正月でのお祝い金額の相場や、初正月に行う行事についても紹介していきます!

お祝い金額の相場

初正月で贈るお祝い金額の相場は、以下の通りです。参考にしてみてくださいね♪

関係性金額の相場
祖父母10000円~30000円
兄弟5000円
親せき5000円~10000円
友人3000円~5000円

初正月のお祝いとして、女の子には羽子板を男の子には破魔弓や破魔矢を贈りますが、最近はかわりに現金を贈ることも多くなっています。

赤ちゃんが生まれると必要なものが増えるので、お祝いが現金だと正直助かりますよね。

「羽子板や破魔弓は場所をとる」と現金を希望する人もいるので、お祝いの金額は相場を目安に贈りましょう。

しかし初正月のお祝いには、赤ちゃんが健康で幸せに生きられるようにとの願いが込められています。

例えば後々「あのとき、初正月のお祝いに羽子板を飾らなかったから良くなかったんだよ」なんて言われたくないですよね。

風習を守り大切にする家庭もあるので、しっかり話し合うことが大切です!

初正月とは?

そもそも初正月の意味を知っていますか?今はあまり馴染みがなく、聞きなれない言葉かもしれませんね。私も聞いたことはあっても意味は知りませんでした。

初正月とは、生まれてきた赤ちゃんが初めて迎えるお正月のことです。

数え年で年齢を数えていた時代は「生まれた日を1歳として、お正月を迎えた日に2歳になる」と、とらえていました。

そのため、初正月は赤ちゃんが初めて年を重ねるおめでたい日となるのです。

医療が発達していなかった昔は、赤ちゃんが健やかに成長することが難しかったので、ひとつ歳を重ねることはとてもおめでたいものでした。

今も昔も、赤ちゃんに健やかに成長してほしいという願いは変わらないですよね。

赤ちゃんのお祝い行事

赤ちゃんが生まれてから1歳までの間にお祝いの行事はたくさんあります。お祝いの金額は全体の計画を立てて決めるのがベストです。

赤ちゃんのお祝いの行事をまとめましたので、参考にしてください。

  • 生後7日目:お七夜
  • 生後1か月:お宮参り
  • 生後100日目:お食い初め
  • 生後6か月:ハーフバースデー
  • 季節の行事:初正月や初節句(桃の節句、端午の節句)
  • 生後1年:初誕生日

全てにお祝いを贈るわけではないにしても、やはりお祝いするにはお金がかかりますよね。

それは贈られる側も同じであり、お祝いをいただいた場合お返しに気を遣ってしまいます。

お祝いの金額は多すぎず相場の範囲内で検討しましょう。

ご祝儀袋の表書きと水引

初正月のお祝いに現金を贈る場合は、ご祝儀袋に入れて贈ります。

表書きの内容と、選ぶべき水引は以下の通りです!

表書き「祝初正月」「奉初正月」「初正月御祝」   

羽子板や破魔弓の購入資金として贈る場合…「羽子板料」「破魔弓料」
水引 紅白花結び

羽子板や破魔弓の購入資金として贈る場合だと、表書きが変わってきます。

贈る目的に合わせて表書きを変えるように気を付けておきましょう!

初正月のお祝いはいつ渡すのが正解?

カレンダーと時計

初正月のお祝いに羽子板や破魔弓を贈る場合は、12月13日頃までに渡します。

12月13日は「正月事始め」と呼ばれ、昔からこの日に門松やしめ縄を用意していたので、「正月事始め」の日に間に合うよう渡すことが大切です。

もし、羽子板や破魔弓を購入するために現金を贈るのであれば、「羽子板料」や「破魔弓料」として12月に入るまでには渡しましょう。

正月飾りはクリスマスを過ぎて飾りますが、12月29日や31日の大晦日は「にじゅうく=二十九」や「一夜飾り」と呼ばれ縁起が悪く、その日は避けるのが無難です。

私は今まで、日にちを意識せずに正月飾りを飾っていました。しかし、ひとつひとつ意味を知れば気持ちも変わります。せっかく願いを込めるなら、叶えたいですよね!

「いつ飾るのか」「そのためにはいつ渡すのか」贈りものをするときには細かい気配りが大切になります。

初正月のお祝いで贈るための羽子板や破魔弓を購入する時期は、11月中旬がおススメです。

いつ渡すのかを検討し、品揃えが豊富となる11月中旬に気に入ったものを探しましょう。

一般的にお正月飾りは、1月15日「小正月」まで飾り片づけます。

しかし、羽子板や破魔弓は初正月のお祝いとしていただいたので、ずっと飾っておいて楽しむのも良いですね♪

誰が買う?

羽子板や破魔弓は、昔からお嫁さんの実家が購入するものでした。最近はあまりなじみがないですが、羽子板や破魔弓は嫁入り道具のひとつだったからです。

昔は結婚するとき相手の男性の家に嫁ぐため、嫁ぎ先(夫の家)が「結納金」を用意し嫁ぐ家(嫁の家)が「嫁入り道具」を用意していました。

家具や裁縫道具だけでなく、赤ちゃんに使うものも嫁入り道具として準備されていたのです。

ただ最近では、羽子板や破魔弓を購入するときは相手の家と折半することがほとんどです。

お互いに購入することがないよう確認しておきましょう。

初正月のお祝いで贈る羽子板や破魔弓の意味と飾り方

羽子板と水引

初正月のお祝いとして、羽子板や破魔弓を贈るのはなぜか気になりますよね。

羽子板や破魔弓の意味や飾り方をご紹介していきます!

羽子板の意味

初正月のお祝いで女の子に羽子板が贈られるのはなぜでしょう?

私は、羽子板は「飾りとして美しいものだから」という理由で贈られると思っていました。

羽子板には「災いをはねのけ、美しく健やかに成長してほしい」という願いが込められています。

もともと羽子板は女の子のお正月遊びの道具でした。それは奈良時代に宮中で行われていた「毬杖(ぎっちょう)」に由来します。

「毬杖」は、木製の毬を小槌のような形の杖で打ち合う遊びで、これが後の羽根つきとなります。羽根つきで使われる羽根は、蚊を食べるトンボに見立てられました。

女の子が蚊に刺され病気になるのを防ぐ意味で、そのトンボに「無病息災」の願いを込め、「魔をはね(羽根)のける」ことから魔除けの願いも込めるようになりました。

それらの理由から、初正月のお祝いには女の子に羽子板が贈られるようになったのですね!

破魔矢と破魔弓の意味

初正月のお祝いで、男の子には破魔弓や破魔矢が贈られます。

破魔弓は弓と矢がセットになったもの、破魔矢は矢が単独のものであり、一般的には破魔弓が贈られます。

破魔矢はお正月に購入する人も多いので、イメージしやすいかもしれませんね。

私は弓や矢の意味するところを知りませんでしたが、「災いを寄せつけず、たくましく成長してほしい」という願いが込められています。

昔から弓矢は「邪気を払い身を守る力をもつ」と信じられていて、お正月には的を射る行事が行われていました。

そこで使用する的を「ハマ」、はまを狙う矢を「ハマ矢」で弓を「ハマ弓」といい、「ハマ」には魔を破る「破魔」が使われるようになりました。

破魔矢の矢には、「無患子(むくろじ)」という落葉高木の種に鳥の羽根がつけられていて「無病息災」の意味もあるのです。

このことから、初正月のお祝いには「無病息災」と「魔を破る」という願いを込め、男の子に破魔弓や破魔矢が贈られるようになりました。

羽子板や破魔弓はどのように飾る?

羽子板や破魔弓、破魔矢は神様の力が宿る縁起物とされています。赤ちゃんを守るために、どこに飾るかは大切です。

羽子板を飾る場所
  • みんなが集まるリビング
  • 和室や床の間
  • 玄関に飾ると邪気が入るのを防ぐ
  • 赤ちゃんの寝室
  • 直射日光が当たらない場所
  • 湿気の少ない場所
  • 生活の邪魔にならない場所
破魔弓と破魔矢を飾る場所
  • (破魔矢)神棚や高いところ
  • 家族が集まるリビングや床の間
  • 赤ちゃんの寝室
  • 玄関に飾ると邪気が入るのを防ぐ
  • 直射日光が当たらない場所
  • 火や水から離れた場所

破魔矢を飾るときは、神様に矢が向かないように矢の先を天に向けないよう気をつけましょう。

私は毎年お正月に破魔矢を購入するのですが、高いところに飾ること以外は特別意識していませんでした。

飾り方は大切です。せっかくなら、神様に失礼のないように飾りたいですよね。

金額の相場

羽子板や破魔弓の相場は、羽子板が3万~9万円、破魔弓や破魔矢が4万~6万円となっています

羽子板も破魔弓や破魔矢も職人が手作りしている工芸品で、素材やデザインにより価格は大きく変わりますよ。

羽子板であれば、使用している板が国産かどうかや人形の着物のブランドなど違いがあります。

また破魔弓や破魔矢であれば、木の素材の種類や羽根が天然かどうかなど、商品ごとにこだわりがあるのです。

でも正直、大きくて場所を必要とするものはためらわれますよね。マンションに住む人も多く、飾るスペースは限られてしまいます。

けれど、最近は羽子板や破魔弓も様々な種類のものが販売されています。

羽子板や破魔弓のおススメ
  • 間口、奥行き、高さがコンパクトなもの
  • 壁掛け用として飾れるもの
  • スタンドが付き置き型として飾れるもの
  • オルゴールのついているもの

場所を取らないものもあるので、探してみてはいかがでしょうか。

実は羽子板に関しては、手作りしている人もいます。世界に一つだけの赤ちゃんのお守りなんて素敵ですよね。

最近は伝統を守る形もひとつにとらわれず、それぞれができる形に変化しています。けれどそこに込められた願いは変わりません。

「災いを寄せつけず、赤ちゃんに健やかに成長してほしい」というみんなの願いが込められているのです。

初正月のお祝いにお返しは必要なの?

贈り物

初正月のお祝いをもらったら、お返しはどうしたらいいのだろう?

普通お礼は必要だろうと思いますよね。初正月のお祝いで羽子板や破魔弓を贈られた場合、一般的にはお返しは必要ありません。

けれど何もしないと申し訳ないと思う場合はお返しをしても良いでしょう。

お返しをする場合

お返しは、いただいた額の半分~1/3程の金額が相場といわれていて、大体10000円前後になります。

「内祝い」というかたちで、初正月のお祝いをいただいてから1か月以内にお返ししましょう。

お返しする際の、のしの表書きや水引は以下のようになります。

表書き 「内祝い」
水引紅白花結び
のし下赤ちゃんの名前

赤ちゃんの名前入りののしなんて、かわいいですよね♪

お返しをもらった人も幸せな気持ちになるのではないでしょうか?

お返しのかたち

お金や品物じゃなくても、感謝の気持ちは伝わります。

赤ちゃんが羽子板や破魔弓とともに写っている写真とお礼のメッセージを送れば、赤ちゃんの様子もわかり喜ばれるでしょう。

お礼のメッセージの例文を載せておきますので、メッセージを送る際の参考にしてみてくださいね。

<メッセージ例文>

初正月のお祝いを贈ってくださりありがとうございます。

家族みんなで素敵なお正月を過ごすことができました。

羽子板は〇〇を守ってくれるよう寝室に飾っています。

今度是非遊びに来てください。

この度は心温まるお祝いをいただきありがとうございます。

おかげさまで〇〇は元気に成長しています。

いただいた破魔弓と共に〇〇を写した写真を贈ります。強くたくましく育ってくれることを願っています。

今後ともよろしくお願いいたします。

上記のメッセージに加えて、赤ちゃんの写真があるだけで、話題がはずみそうですね♪

まとめ

のしと筆ペン
hatushougatu-oiwai-kingaku5
  • 初正月のお祝いの金額は、祖父母が10000円~30000円で兄弟は5000円である
  • 初正月のお祝いの金額は、親せきが5000円~10000円で友人は3000円~5000円である
  • 初正月のお祝いに羽子板や破魔弓を贈るときは、12月13日頃までに渡す
  • 初正月のお祝いに羽子板や破魔弓を購入するための資金を贈るときは、12月に入るまでに渡す
  • 初正月のお祝いのお返しは、一般的には必要ない
  • お返しをする場合は、いただいた金額の半分~1/3の金額でお返しする

赤ちゃんの初正月をお祝いしたいという気持ちは、羽子板や破魔弓、現金など様々なかたちで届けられます。

それぞれ相場の金額を目安に贈ることで、お互いに負担を感じずに済むのではないでしょうか。

「赤ちゃんに健やかに成長してほしい」その願いはみんな同じです。あなたの願いも、あなたなりのかたちで贈ってみませんか。

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