キャンプや家具の組み立てなど、生活の中でゴムハンマーを使った経験がある人も多いでしょう。
しかし、いざ使おうと思った時に家になかったなんてことはありませんか。
頻繁に使うものではないので、わざわざ買うのももったいないと感じますよね。

普段使っているもので代用で来たらいいな
新年度が始まり、引っ越しや模様替えなど家具を新調したときにゴムハンマーが必要になる機会が出てくるでしょう。
私も、引っ越し先や模様替えなどでゴムハンマーが見当たらなかった場合は、代用できるものやアイディアを探します。
そんな悩みを解決してくれる、身近な代用アイディアや道具を紹介していきます。
ゴムハンマーとして代用できるのはどんなもの?

ゴムハンマーを使う目的は、素材を傷つけることなくダボを打ち込む・パーツをはめることです。
結論としては、素材が傷つかない工夫をすればゴムハンマー以外の物でも大丈夫です。
具体的にどんな物で代用できるか紹介していきます。
金槌で代用する
金槌で柔らかい木材やスチールラックなどを打ち付けると、家具本体に傷をつけてしまう可能性が非常に高いです。
ゴムハンマーの代用として使うときは金槌と家具の間に緩衝材を挟むことがポイントです。
緩衝材が柔らかすぎると、うまく力が伝わらないので雑誌や板などがおすすめですよ!
私も代用品でスチールラックの組み立てを行いましたが、板を挟むと傷をつけることなくスムーズでした。
金槌で直接プラスチックパーツを叩くと割れてしまうリスクがあったので、そこは特に慎重に取り掛かりました。
スチール部分を直接金槌で叩くと、傷がつくのもありますが、音と衝撃が凄まじかったです。
耳も手も痺れそうで、作業中は板を手放せませんでした。
他にもダボをはめて木製のラックの組み立てを行いました。
家具の面に緩衝材として挟んだ板が密着して均等に力が伝わるため、効率的に作業を進めることができました。
曲がったり、歪んだりすることもなかったのでおすすめです!
木槌で代用する
お酒の樽を割る時に使うイメージがある木槌ですが、木工製品に傷をつけたくない時におすすめのアイテムです。
実際に、木工事や石工事など素材を傷つけたくない場面で使われています。
木槌は、金槌やゴムハンマーと比較すると軽量なので、作業に少し力が必要な場合もあります。
木製だからといって、力強く打つと家具に傷がつく場合もあるので心配な場合は緩衝材を挟むようにしましょう。
代用品選びのポイント
代用品を選ぶ際のポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
<代用品の重さ>
一般的なゴムハンマーの重さは225g程度で、これはダボ継ぎやほぞ継ぎなど、何度か叩いて調整が必要なときに使います。
テントのペグ打ちや家具の解体、車の氷を落としたいと考えている場合は、400〜500gの重さがあるものを選びましょう。
<ヘッドの大きさ>
- 木ダボのはめ込みは30mm程度で、ダボのハマり具合が確認できるもの
- 家具の組み立てや床張りは50mm程度で面積が大きめのもの
用途に合わせて代用品を選ぶことが、成功のポイントですね。
代用品はそれぞれ形が違うので、細かいコントロールが必要な作業では手にフィットするもの、ヘッドがコンパクトなものがおすすめです。
ゴムハンマーの100均代用品を紹介

一般的にゴムハンマーを購入しようとすると1000〜1500円程度の予算が必要になります。
しかし、使用頻度の低いゴムハンマーにお金をかけたくないというのも正直なところです。
そこで、100均でゴムハンマーやその代用品になるものを探してみました!私も困った時は、いつも100均に駆け込んでしまいます。
まずは100均で購入できるゴムハンマーや代用品を使用して、本格的なものが欲しくなったときに高価なものを購入してみてもいいですね!
100均のゴムハンマーを2つ紹介
『黒ゴムパイプハンマー8オンス(ダイソー)』や『ミニゴムハンマー8オンス(セリア)』は、税込110円で購入できます。
100円でゴムハンマーが購入できるなら、試してみる価値は十分ありそうです。
“オンス“という単位は聞き慣れませんが、ヤードポンド法で使われる質量の単位です。計算すると約225gの重さがあるハンマーということになりますね。
持ち手には滑り止めとしてゴムハンドルが付いていて、100均とは思えないクオリティに感動しました。
緩衝材を挟んで代用品を活用
代用品を選ぶときは、代用品自体にある程度の重量があること、衝撃に耐えられる硬さであることを確認しましょう。
この2つを踏まえて家の中を見回すと、代用できるアイテムが色々と見つかりそうですね。
工夫して使うと代用できる例を紹介していきます。
<スパナ・レンチ>
ナットやボルトを回して留めるために使用する工具です。重さや安定性があるため、金槌の代用品として使用することができます。
私も家具の組み立てで使ったことがありますが、ゴムハンマーの代用で使用できるのは、目から鱗です!
<鉄アレイ>
筋トレに使うものですが、十分な重さがあり打撃力も強いのが特徴です。
重量がある鉄アレイは重くて扱いにくい場合があり、落下の危険などに注意して使用しましょう。作業中に足に落とすと、最悪の場合は骨折の危険もあります!
<ペンチ>
重さはそこまでありませんが、しっかりとしているので打撃力は十分です。
ペンチは日常でも使用する機会が多い工具なので「これなら家にある!」という方もいるでしょう。
コンパクトで握りやすいので、女性の方でも簡単に扱うことができますね。
<本の背表紙>
厚めの本であればハンマーの代わりに使用することができます。ただし、衝撃で本に凹みや破れなどの傷がつく可能性があるので気をつけましょう。
また、本の欠点は、なんと言っても掴みにくいところです。他の代用品はもともと握って使うものなので、手にフィットする位置があります。
本は滑らかで、大きさもそこそこあり、片手では扱いにくく、両手を使うと家具を抑えられないため困り果てたことがあります。
家具自体が安定しているものや、誰か押さえてくれる人がいる時には、簡単に代用できて良さそうですね。
<石・レンガ>
キャンプなど外で活動しているときは、握りやすく平らな石が代用できます。
レンガもペグを打つには、ちょうど良い大きさ・重さなので庭先やキャンプ場でテントを設営するときに使えますよ。
私はにはで焼肉をする時にタープを張りますが、しまい込んだキャンプ道具の中からハンマーを探すのが億劫で、いつもレンガでペグ打ちしています。
金属製のペグを砂利の地面に打ち込んでいて、不便を感じたことはほとんどありません。
地面は場所によって硬さが異なるので、うまくペグが刺さりそうな位置を見つけられれば、ハンマーでなくても大丈夫ですね。
代用品として使ってはいけないもの
それなりの重量があっても、代用品が衝撃で壊れる可能性があるものは避けましょう。
<リモコン>
四角い形が使いやすく、一見丈夫そうですが、リモコンはプラスチック製のため破損の危険が高いです。
「リビングにある硬そうなもの」と考えたら、真っ先に思い浮かびそうですが、やめましょう。
<ビン類>
底が厚ければ大丈夫と思って強い衝撃を与えると、自分や周りの人が怪我をする危険性があります。
割れる危険性があるものに、衝撃を与えるのはやめましょう。
<缶詰め・電池>
打ったときの衝撃で、中身が漏れ出す危険があるものも避けましょう。缶詰めの汁や油が新品の家具を汚してしまったら、後悔しかありませんよね…。
また、電池の中に入っている電解液には、有害な物質が含まれています。
その中には、人の皮膚を溶かしてしまうような、危険な薬剤もあるので絶対に使わないでください。
ゴムハンマーの使い道はほかにも!おすすめ3つ

ゴムハンマーの使い道と聞くと、スチールラックの組み立てに使うイメージがありませんか。
他にも使い道があれば、ゴムハンマーを購入した後も工具箱で眠っているなんてことがなくなるかもしれませんよ。
実は、スチールラック以外にも色々な使い道で活用されているので紹介していきます。
家具の組み立て
木製チェスト・スチールラックなどの組み立て時に使用します。
木製のダボやプラスチックパーツをはめる時に、素材を傷つけることなく作業ができるところがポイントです。
家具の構造によっては、板が薄くなっている箇所もあるのでゴムでできているからといって力任せに打たないように注意しましょう。
キャンプでペグハンマーとして活躍
芝生などの柔らかい地面やピンペグを打つときにゴムハンマーが活躍します。
地面が硬い場合や、ゴムハンマーが劣化していると、ペグを打った衝撃でハンマーの打撃部分が壊れてしまう可能性があります。
8オンスのゴムハンマーの2倍ある16オンスのゴムハンマーも販売されています。
重さがあるので力強く打ち込むことができるので、金槌の代用として使うこともできますよ!
本格的なキャンプでは、金属のペグハンマーが安心といった声が聞かれます。
ただ、公園やキャンプサイトでデイキャンプを楽しむ程度であれば、安価で手に入るゴムハンマーでも対応できますよ。
私は、レジャー先でこどもが手伝いたいと言った場合でも、安心して一緒に作業できるのでペグハンマーと一緒に持ち歩いていますよ。
車についた氷を落とす
雪国特有かもしれませんが、冬はタイヤハウス内に氷がつきがちです。
この氷をそのままにしておくとガリガリ嫌な音がしたり、すごく気になりますよね。
しかし、手や足ではなかなか落ちないこの氷を、金属製のハンマーで叩くと大切な車に傷をつけるリスクがあります。
ゴムハンマーなら車を傷つけることなく氷を砕いて、取り除くことができるのでおすすめです。
私も、冬は毎年ゴムハンマーのお世話になっています!
ゴム製だからといって、車のボディを直接叩いてしまうと凹みや傷が生じるので、注意して使いましょう。
注意が必要な使い方
ゴムハンマーを通常のハンマーの代用として釘を打とうとすると、ゴム部分が衝撃に耐えきれず割れてしまうことがあり、硬いものを打つ場面には向きません。
ゴムと言ってもハンマーとして用いる素材ですので、衝撃が全て吸収されるわけではないのです。
衝撃で家具などに与えるとダメージを与えるリスクもあるため、フィット感、重量、扱いやすさを確かめてから作業に取り掛かりましょう。
まとめ

- 緩衝材を挟むと、金槌をゴムハンマーの代用品として使える
- ゴムハンマーの代用品は、それなりの重量と打撃に耐えられる強度のあるものが使える
- 身近な100均にも、ゴムハンマーと代用品として使えるものが販売されている
- ゴムハンマーは家具の組み立て以外に、キャンプや車整備で活躍する
ゴムハンマーは、家具の組み立て以外にも用途があり、家に1個あると便利なアイテムです。
そうは言っても、使用頻度はそこまで高くないので、身近なものを工夫して代用しても十分対応できます。
ゴムハンマーが見当たらない時は、是非この記事を参考にしてみてください。
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